十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記158

どうも、十九です。
気付いたらブログ設立から300日が経過していたようです。
正確には309日。けっこう経ったな。
ブログ日数は290日、投稿数は292だそうです。
ブログ日数というのはたぶん記事を書いた日の数でしょう。
初期の頃に確か1日に2記事書いた日があったので、
日数290に対して記事数292ってことはそれが2日あったんでしょうね。
何日ブログを書かなくて、日数に対する割合とか、
そういうデータを劄記100の時に計算しました。
今やってもいいんですがなんかキリが悪いし、
もうしばらく後に頃合いを見てやろうかなと思います。
ブログを設立した1月22日と劄記200回が重なってくれると嬉しいですね。
2020年1月22まではあと56日あります。多分。
あ、今日の記事を書く分は計算から省いています。
これが劄記158なので劄記200まではあと42回。
56引くことの42なので雑記で済ませられるのはあと14日ですか。
これは思ったよりきつい数字です。多分。
いやでも具体的な目標が出てきたな。頑張っちゃうぞ。
そういう感じで劄記していきます。



  【股を割いて腹に充たす】ももをさいてはらにみたす
   [貞観政要(君道)「猶股を割きて以て腹にくらわすがごとし、腹飽きて身たおる」]
  目先の利益だけを考えて、結局、損害を招くことのたとえ。
  また、自分の利益をはかって、かえって自分自身が倒れるたとえ。
     ―広辞苑第六版より


なかなか痛烈な喩えですね。身に覚えがありまくります。
字面でもなんとなく想像がつきそうですが、適当に意訳すると、
まさに股(腿肉)を割いて食べることのようだ、
腹は満ちるが死んでしまう(体がダメになる)。みたいな感じ?
あ!おなかすいた!でも食べるものがないや!
腿ってけっこう肉ついてるし、食べてもまぁいいんじゃね?食べよ!
って感じで目先の利益を得たら身を滅ぼしましたと。
ついついそうやって目先の利益に目が眩みがちですよね。
そうならないためにはけっこう地味だったり地道な努力などが要りますよね。
あるいは心の余裕を保つことでしょう。いつも同じようなこと言ってんな。
でも心の余裕って本当に大事なんです。時間の余裕と同じくらい。
時間の余裕は心の余裕を生むし、その逆もまた然りです。
なんとか安定してそれが得られるようになりたいものです。



  【物抵牾】もの-もどき
  何かにつけて非難すること。紫式部日記「―うちし」
     ―広辞苑第六版より


いるいる。そういう人、非常によくいる。
気持ちは分かりますけどね。そういうものは目に付きやすいし。
それなりの悪意(またはそれに似たもの)を持ってやる人もいるし、
単に気遣いがなかったりとか、ちょっと言い方や性格に難があったり、
あるいは本当に何も考えていないかとか、人と場合によりましょうね。
私も色々と気になることは多いというか少なくはないですが、
基本的にあまりそういうのは口に出したりはしませんし、
気になってもそんなに不満に思わないことも多いです。
対人関係なら尚更でしょうか。人って性格とか何もかも違うし。
あとできれば人を褒めることの方を増やしたいです。
前述の心の余裕も、割とそういう褒めあいから生まれたりもします。
割と褒める人や機会って少ないので、じゃあ私がやったれ~ って感じ。
ちなみに「もどき」ですが、「擬き」「牴牾」などとも書きます。
牛偏で統一されるので私は「牴牾」が好きです。
あと「もどき」といえばまがい物みたいな意味で使われますが、
なぜ非難する意味なんでしょうね。調べました。
「もどく」という動詞があってその名詞形が「もどき」のようですが、
 ①他の物に似せて作る。まがえる。
 ②さからって非難する。とがめる。
という風に広辞苑に書いてありました。本当にそういう意味なんだね。



  【款待す】もてなす
  御馳走を出すなどして客の世話をする。
  「先生は茶を入れて皆なを款待しながら、
   青田の時分に聞える非常に沢山な蛙の声、
   夕方に見える対岸の村落の灯の色などを
   語り聞かせた〔岩石の間〕」
  ◇「饗す・饗応す・歓待す・持(て)成す」とも書く。
     ―新潮日本語漢字辞典より


款待カンタイも歓待も同じ意味です。前者はあまり馴染みがないですがね。
それにしてもやはり「饗(応)す」がとてつもなく目を引きます。
饗応キョウオウ」もまた もてなす のような意味を持っててぴったりですね。
でも饗応はとりわけご馳走をする意味が強いと思われます。
それに対して款待(歓待)は単に手厚く待遇することですね。
まぁどちらでもいいとは思いますが、一応使い分けしてもよさげですね。
こういう当て字は本当に好きです。そしてこの辞書はそれがけっこう載ってるし、
それでいて調べやすいし出典もあって便利です。超いい。



  【毿々】サンサン・もじゃもじゃ
  毛髪や枝が長く垂れ下がるさま。また、毛髪や枝が乱れるさま。
  「蒼白い血色は、帽子の下から左右に垂れてゐる、
   幾箇月となく刈り込まない毿毿サンサンたる髪の毛と共に、
   彼の視覚を冒した〔明暗〕」
  「髯の毿毿もじゃもじゃした筋骨逞ましい人や〔くれの廿八日〕」
  ◇「もじゃもじゃ」とも読む。
     ―新潮日本語漢字辞典より


なんかもうこれに至っては「〇〇とも読む」というより、
「〇〇とも読ませることができる」であるとか、
「〇〇と読ませた事例がある」みたいなレベルに感じます。
でも面白いですよね、こういうの。やっぱり好き。
なんかそういう形容をする漢語って意外と多いんですよね。
私もなんかそういうのを見つけて適当に当て字してみようか。
「滔々と」を「どばどばと」と読ませるとか。ちょっと違うか?
ちなみに見出し語には「サンサン」しか載ってませんでしたが、
「も」で掲載したかったので勝手に追加しました。許して。




ブログ設立1周年と劄記200を重ねるという目標を発見しました。
雑記だけで済ませられるのも14日と分かったので、
なんとかそれも含めて体調やタスク管理していきたいところです。
雑記で済ませた日数のメモもしておかなきゃな。どこに書こう。
あとなんやかんやブログも30日継続しています。やったぜ。
50日ほど連続していた時期があったので、それもついでに超えたいですね。
まぁそんな感じのゆるい後書きで終わります。また次回。