十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記162

どうも、十九です。
昨日はお金の使い方やら贅沢やらの話をしましたが、
そんなそばからまたちょっとお金を使ってきました。
罪悪感があるんだかないんだか。ありますけど。
でもまぁ……欲しいものはやはり欲しいのです。
今日買ったのは無印良品のパジャマですね。
昨日まで着てた寒めの時期用のパジャマが、
けっこうクタクタになってたんですよね。
一人暮らしする直前にベイシアとかで買ったやつだっけ。
いや、もうちょっと前だったっけな。忘れた。
時期はともかく、首回りや各ゴムがけっこうくたびれて、
まぁ普通に問題なく着られるけどいろいろ気になるという状況でした。
服はまぁ服屋にいけばあるはずですけれど、
パジャマってどこで買ってたっけ?と思いました。
そういや服屋にパジャマ的な服ってあったっけ?
パジャマ専門店とかもまぁ調べればあるんだろうけどなんかな。
あ、そういや無印良品の服がけっこういいらしい評判を聞くな。
肌着とか売ってるからパジャマもあるやろ。調べよう。
で、案の定売ってました。それなりにリーズナブルでセールもしてました。
ちなみに買ったのはこれです。フランネル
このページだとあまりよくなさげなレビューが目立ちますね。
でもまぁ着てみないことには分かりません。買ったし。
現状、着心地はけっこういいです。生地としても縫製としても。
これから睡眠の質が上がることを願いましょう。劄記します。



  【累茵】ルイイン
  しとね(敷物)を何枚も重ねる。ぜいたくな生活にいう。
     ―新漢語林より


寝具とか贅沢とかタイムリーな語ですね。個人的にですけど。
「しとね」は聞いたことある人も多いかとおもいますが、
私はそういえばどんなものかはしっかり知らないです。
なんか寝るときの敷物っていうくらいの認識でした。
調べるとどうも座るときや寝るときに敷くやつらしいですね。
だいたい座るやつが「茵」で寝るやつが「褥」と書かれるそうです。
するとこの「累茵」は座布団を重ねるってことなんでしょうか。
広辞苑Wikipediaを参照すると、だいたい3尺四方で綿入りの敷物らしいです。
尺がどのくらいかというのは時代によって多少の差はありますが、
現在一般に使われるのが「曲尺かねじゃく」という尺で、
これが1mの33分の10と定義されているそうな。だいたい30.3cm。
他の尺を見てもおよそ30cm程度ですので、
3尺は90cm強と見ていい感じかもしれません。
すると今の感覚で言えば座布団には大きく布団には小さいですね。
昔の睡眠事情はよく知らないのでなんとも言えませんが…
それでもやはりしとねを重ねるのは贅沢なことだったのでしょう。
私もそんな生活を気兼ねなく行えるようになりたいです。



  【鹵莽】ロモウ・ロボウ
  ①粗末。おろそか。
  ②塩分を含んだ土地と草の多い野原。
  ③はっきりしない様子。
     ―新漢語林より


鹵。見たことなさそうであるやつ。
石鹸の「鹸」にいるやつですね。地味に。
単体だと「鹵獲ロカク」とか耳にすることがあるかもしれませんね。
なんか軍事系のやつでよく使われます。多分。
私もメタルギアをやってて初めて聞きました。
それはとにかく鹵莽です、鹵莽。奔じゃないよ。
「鹵」は「しおつち(塩分の多い土地)」や「しお」などを意味し、
「莽」は「くさむら」などを意味するそうな。②じゃん。
そう思うと②がメインの意味な気がしますが、
なぜか粗末とかおろそかの意の①が先に来てますね。
広辞苑にも掲載されていますが、①の意味のみです。なんでだ。
粗末というのも荒れているとかそういう意味ではなく、
粗忽であるとか、軽率で不用心なことを指すそうですよ。私じゃん。
③もまぁなんかよくわかんないです。でもその感じがまたいい。
私もやることなすこと雑でうっかりしていることが多いので、
自戒の念も込めて覚えておくことにします。



  【論を俟たない】ロンをまたない
  議論するまでもなく、明白である。言うまでもない。
     ―広辞苑第六版より


なんかいいですね。好きですこれ。
「言うまでもない」「言わずもがな」とかはよく使いますが、
なんかこれを格好付けて言いたい時にピッタリですね。
しかもなんか言葉の雰囲気からして、知らなくても意味も通じそうです。
「待つ」じゃなくて「俟つ」なのもいいです。
その2つの使い分けはあるのかな?一応ありそうな感じがします。
「俟つ」は、新潮日本語漢字辞典によると2つほど意味があるらしく、
ア:足りない部分を補ってもらうように、他の人に望みを託す。必要とする。
イ:人や物が到来することを期待して時を過ごす。
とあります。言われてみれば違うけど微妙に分かりづらい。
アの方は「相俟あいまって(=互いが必要とし合ったように、互いの作用が合わさって)」、
「論を俟たない(議論するまでもない)」と釈があり、
イの方は「河清カセイを俟つ(=黄河が澄むのを待つ。いくら待っても無駄なこと)」と釈があります。
まぁ確かに違うような気がする。例示って大事ですね。
ということは「論を俟たない」は「論を質問などで補ってもらう必要がない」という感じでしょうか。
そりゃ明白ですね。論を俟ちませんわ。使いたいなこれ。



  【ろは】ろ-は
   (「只(ただ)」の字を片仮名のロとハに分けていう語。明治期から使われ始めた)
  ①今まであったすべてがなくなる。皆無。
   金子春浦、銀杏がへし「御前にそんなに取られては、此方が皆無ろはだ」
  ②代金を要しないこと。無料。無賃。ただ。
     ―広辞苑第六版より


面白い語ですね。昔のスラング感あります。
今で言えば「升」とかが同じ感じの成り立ちな気がします。
最近はあまり聞かない気がしますが、「升」はチートを表します。
「チート」の字を縮めると「升」っぽく見えるからです。チート チト
これは圧縮したのでロハとは逆ですがね。
今も昔もこういう言葉遊びはなんか洒落が利いてて好きです。
意味もまぁ多少は使いやすそうですが通じませんね、きっと。
「ロハ」とか電車にカタカナで書いてありそうですね。そりゃモハか。
言葉の雰囲気だけで言うと「ノシ」も似た感じがします。
「ノシ(ノシ)」は手を振っているような感じに見えるので、
昔のチャットとかでさよならの意として使われてました。
(・∀・)ノシ ←こういうイメージ。これの顔文字部分が略されて、
容易に入力できる「ノシ」の部分だけが残ったんでしょうね。
片仮名じゃないと意味を成さないのですが、割と「のし」も見かけました。
ほぼロハの話してないな。でもこういうのもいいよね。




今日はやや文章量が多い気がしますが、
でもなんか話の内容に乏しい気がします。
最近そういう後書きばっかりな気もします。
そういう精神状態なんでしょうか。いま進捗やばめです。
心が落ち着かない、弱っているなどしているときは、
おいしいご飯を食べてよく休むに限ります。
今日は近所にあるおいしいとんかつ屋さんで夕食をとりました。
それで早めに湯船に浸かり、今に至りますが、
言葉を調べたりするのにやたら時間がかかってしまい、
結局23時過ぎです。22:20くらいに始めたのでおおよそ1時間でしょうか。
でもまぁ1時間かかることはままあります。
ここんところ朝起きるのも安定してきていますし、
段々と健常な感じにシフトしていったらいいな。
そういう感じです。元気なんだかそうでもないんだか。
ひとまず今回はここまで。また次回。