十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記161

どうも、十九です。
突然ですが、働きたいです。
急に何を言い出すんだという感じですが、
最近つくづくそう思っています。
あとこれまたややこしいことを言うのですが、
働かされたくはないのです。贅沢かもしれませんが。
私の言う「働かされる」というのは、
仕事に対してやりがいや向上心などの積極的な気分に乏しい状態のことです。
もっと言えば「飯を食う金を得るためだけに働く」ことをしたくない。
資本主義社会ですし色々と仕方がないところはありますが、
それでもやはり生きてれば色々な欲とかは持つものです。
自分の心に適うようなことをしたいじゃないですか。
そうやって心身を充たしつつ財産などを得られればいいなと。


私の人生観はひとまず置いておくとして、働きたいです。
現状私は学生をやっておりまして、
学費や家賃、生活費、あらゆる資金を親から譲り受けています。
自立するまである程度そのようなものは仕方がないでしょう。
ですが、衣服でも食事でも娯楽でもなんでも、
質が良い、欲しいと強く思うようなものはだいたいそれなりに値段がします。
私は働いたり金を得るべき行動はしていないのに、
必要以上に感じられる額のものを購入するのに抵抗があります。
幸い両親は理解が深く収入もまぁ困らない程度にはあるので、
欲しいものは買えと私に言ってくれるのです。
しかしそれでも心が痛くなる時があります。


そして私は年齢や能力などを見て一応働ける状態にあります。
バイトをしてる学生なんて珍しくもありませんね。
ですが私は割と心身に難が起こることもしばしばあり、
定期的な労働をするにはそれなりの不安がある状態です。
自分の仕事で割と手いっぱいなのに、
どこぞの企業とかの仕事が十分に手伝えるとはあまり思えません。
いろいろと難しいですね。生きるって難しい。
早く心置きなく金を使えるようになりたいです。


妙な前置きとなってしまいました。日記ですねこれ。
この日記は劄記の内容には全く関係ありません。劄記します。




  【纍纍】ルイルイ
  ①かさなるさま。つらなるさま。
  ②志を得ないさま。また、元気なくうなだれるさま。
   疲れよわるさま。
     ―広辞苑第六版より


ちょっと見づらいですね。です。累の田が3つに増えたやつ。
これって累の異体字ではないんですかね?
意味も音も形も異体字って感じしかしませんが。
ひとまず新潮日本語漢字辞典だと「累」の本字ってことになってます。
本字が何かっていうのは私は詳しくないのでパスで。
広辞苑、なぜかわざわざ異体字で掲載してることがあるんですよね。
でもまぁなんか面白いのでいいことにします。
久しぶりに暗めの意味のものを取り上げたような気がします。
いや、そうでもないか?今が若干暗い気分なだけかも。
以前はしょっちゅう纍纍としていましたね。もちろん②です。
いろいろあってそうなることは減りました。成長。
自分を支えてくれる人であるとか、何か新しいことに挑戦する機会とか、
そういったものの有り難さと重要性を噛みしめています。



  【鴒原】レイゲン
   (鶺鴒が原野を飛んで連れを求めることから)兄弟。
  「鴒原之情レイゲンのジョウ(急難を救い合おうとする兄弟の情愛)」
     ―新潮日本語漢字辞典より


鶺鴒の鴒ですね。お前それ以外に使い道あったのかよ。
意味も意味でなんかいいですね。兄弟感が全くない。
というか原野を飛んで連れを求めるって、
それどちらかというとパートナーを探しているやつでは?
セキレイの生態は知らないのでまぁなんとも言えませんが。
しかも「鴒原」ですよ。字の並びからすると鶺鴒の原なので、
これセキレイじゃなくて原っぱの方を指す言葉では?
なんか考えれば考えるほどよく分からないですね。やめよう。



  【連袂】レンベイ
  大勢が一緒に行動すること。「連袂辞職」
  ◇「聯袂」とも書く。
     ―新潮日本語漢字辞典より


たもとを連ねるってことですね。袂って要するに袖みたいなもんですよね。
袖、手元や手振りを揃えて一緒に行動するってことでしょう。
「集団〇〇」よりもなんか仰々しくてかっこよさそうになります。
というか「連袂辞職」って慣用的な使い方みたいのがあるらしいし、
なんなら変換したら出てきたのでそれなりに一般的な語なのでしょうか。
あと「袂」って音読みは「ベイ」なんですね。初めて知りました。
ケツとかじゃないのかよ。しかもヘイでもなくてベイ。
調べたら「分袂ブンベイ」「反袂ハンベイ」などありました。なるほど。
集団行動って競技(?)ありますよね。一糸乱れぬ動きで歩くやつ。
あれって本当にみんな機械かっていうくらい動きが正確ですし、
まさに袂を連ねるって感じがします。連袂行動。それっぽい。



  【詅痴符】レイチフ
  下手な文章を名文のように見せびらかすこと。また、その人。
     ―新潮日本語漢字辞典より


やたら面白い意味の言葉があったもんですね。これは使える。
下手な文章というのがどういうのかは個々の判断でしょう。
小説みたいなのでも使えるだろうし、
最近よくある稚拙なまとめサイトみたいなのもそうだろうし。
「詅」の意として新潮日本語漢字辞典には、
「自慢して見せびらかす。衒う。」と書いてあります。
そして新漢語林には「①う-る。②てらう(衒)。実際の価値以上に人に見せかけること。」
という風に書いてあります。面白そうじゃん。
自分のことを宣伝する、よく見せる、アピールするみたいのを「売る」と言いますよね。
それの悪い意味が「詅」なんでしょうね。
新漢語林には「うる」との訓が与えられていますが、
それの意味については書いてありません。
①と②でわざわざ分けてあるので単純に売る意かもしれませんし、
②のように見せびらかして売り込むような感じかもしれません。
る」も「詅痴符」も面白い意味です。久しぶりに辞書でテンション上がりました。





最初に謎の日記を書きました。ちゃんと読んだ人いるのかな。
それで最近は疲れ気味なのか分かりませんがあまりうまい文が書けません。
変換ミスやらミスタッチも多めでした。うーん。
でも単純にラ行の言葉が少ないのもあります。面白いのが見つからない。
本当は「る」を増やそうとしたのですが、
本っ当に言葉が少ない。驚きました。
あ、これもっとゆっくり探すべきだと思って「れ」に移動しました。
というかそろそろ五十音の格差を埋める企画第二弾も終わりそうです。
昨日も言ったかと思いますが、それが終わればまた自由に劄記します。
あとあれだな。最近けっこう劄記を続けてる疲れもあるのかも。
いくらブログ1周年と劄記200回を重ねたいからって、
14回しか劄記を休めないのを気にしすぎているのかもしれません。
もうちょっと気ままにやろうかな。今日はこの辺で。また次回。