劄記154
どうも、十九です。
半分病み上がりみたいなもんです。
昨日は23時くらいで比較的早寝をしましたが、
それでもまだ疲れは残っている感じがします。
睡眠の大切さを身に沁みて分かってはいるのに、
何度も睡眠不足に悩まされてきています。
もういい加減なんとかしたいので、
22～23時に寝る習慣を付けるという目標を立てました。
実を言うと一時期23時に寝る習慣がついたのですが、
何かを期にいつの間にかそれがなくなってたのです。
なので再びその習慣を取り戻そうという目論見です。
ついでに22時くらいまで早められたらな、という感じで。
そうなると劄記とかしてる時間もあまりなくなります。
まぁ……それは追い追い考えます。劄記します。
【盗人を捕らえてみれば我が子なり】ぬすびとをとらえてみればわがこなり
(犬筑波「切りたくもあり切りたくもなし」の付句)
事が意外で、処置に苦しむことのたとえ。
また、親しい者といえども気の許せないことにいう。
―広辞苑第六版より
前も盗人の慣用句を紹介した気がしますね。
なぜかわかりませんが妙に面白い言葉が多い気がします。
この慣用句っぽい経験があるといえばあると思います。
それがどんなことだったかは思い出せないですがね。
あれか、明智光秀みたいな感じでしょうかね。
誰だよ謀反起こしたやつ………お前かよ！！！っていう感じ？
そういう歴史とかには詳しくないので適当です。
覚えておけば使いどころがあるかもしれません。
割合これは初見でも意味が通じると思います。
【温若】ぬく-わか
愚かな若者。愚鈍で親の資財を受け継ぐ者をののしっていう語。
―広辞苑第六版より
なかなかの蔑称ですね。ぬくわか。
愚鈍で親の資財を受け継ぐ者はやや使わなそうですが、
温い感じで育ってきたっぽい若者には使えそうですね。
そういう人、最近けっこう多いんじゃないでしょうかね。
あるいは昔からそういう人は一定数いたけれど、
情報の送受信が進化したためにその存在が認知されるようになったとか？
まぁ私も温若といえば温若です。まだまだ甘っちょろいです。
温い環境に浸って恩恵ばかり摂取しているような気分です。
実際そんなことないと思う節もありますがね。
あまりボーっと生きてんじゃねーよと言われないくらいにはしっかり生きたい。
【蜿蜒る】うねる・うねくる・のたくる
蛇などが這って進むように、緩やかに曲がりくねる。
なだらかに波打つ。また、曲がりくねりながら進む。
「山の尾や谷間の枯草の間を蛇のやうに
「津田の胸に、是丈の考へが
「轟と音がして、白く光る鉄路の上を、文明の長蛇が
◇「うねる」は「蜿る」とも書く。
―新潮日本語漢字辞典より
なんとなく例文も載せてみました。なんかかっこいい。
「
ちなみに同辞書では「蜿蜒」を「うねうね」という読みでも掲載しています。
こういう当て字はとても好きです。漢語の意味さえ知ってれば納得がいく。
でも一般的な辞書には掲載されてなかったりする。それがいい。
突飛な読ませ方をしてる訳じゃないので、
「そういう読ませ方をしても別にいいかな」みたいになるんです。読んでも書いても。
身近な例で言えば「
正式な表記として辞書に掲載されることは(たぶん)少ないですが、
一般的な当て字として浸透しているし、納得もいっています。
「蜿蜒」もうねうねしてることを形容する熟語なので、
「うねる」を「蜿蜒る」と当てても何らおかしくないのですよ。
何を熱弁しているんだ。でもこれが私の漢字の好きなポイントです。
【詔つ・令つ】のり-ご･つ
《他四》(「のりごと」を活用させた語)
おっしゃる。のたまう。仰せられる。
―広辞苑第六版より
「のりごと」は「告言」「宣言」「詔」などと書き、
おおせ とか みことのり の意だそうです。
要するに天皇とかそういう超えらい人のおっしゃること。
「こと」は「言」なので名詞なのですが、
これを動詞として扱っちゃうのがなんかいい。面白い。
劄記125でも似たような語を紹介してます。
「乞食」を活用させた語、「探題」を活用させた語。
和語と漢語の両方の例がありましたが、
今回こうやって和語の例が追加されたってことですね。
探せばけっこうありそうです。本当に。
こういう言葉を何に使うでもなくコレクションするのがたまらなく好き。
今回は文章量が少ない割には妙に書くのに時間がかかりました。
書くのにというかネタ集めに時間がかかった感じです。
紹介数が少ない五十音を取り扱うキャンペーンをしてますが、
今回は「ぬ」を中心に探していたんです。
でも面白い「ぬ」がなかなか見つからずに難航してました。
それでまぁ違う五十音にも手を出しつつなんとか書いた感じです。
前述のように早寝するチャレンジもしているので、
あまり時間はかけてられないのです。
これを書いている今すでに21:35なので、22時に寝るのは不可能です。
22時半くらいでもやや厳しいかな。その辺に寝る習慣をつけたい。
とにかくまぁちまちま色々頑張りたいです。また次回。
