十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記153

どうも、十九です。
今日は11時半くらいに起きました。
昨晩寝たのが2時くらいだから仕方がないね。
まず早寝するのを目指しましょう。
そういうことなので普段は21時以降に書くことが多いのですが、
現在は17時半となっております。
睡眠中に成長ホルモンが出て細胞の修復とかが行われるそうですが、
それが一番出るのが22~2時くらいなんでしたっけ。
できれば22時に寝る生活をしたいところです。
急に生活習慣を変えても色々不都合が起きたりしますが、
ひとまず22時に寝ることを目指してみます。
今日もあまり具合はよくないですが、ひとまず劄記します。




  【復蜟】にし-どち
   (指でつまんで「西、何方」と問えば、
   答えるかのように腰から上を振るからという)
  蛹の異称。特にアゲハチョウやスズメガ
  あるいはセミの蛹にいう。入道虫。西向にしむけ。にしどっち。
     ―広辞苑第六版より


なんで西を問うたかは分かりませんが、
なんか面白い命名だと思います。こういうのいい。
雰囲気は「黄昏」に似てますね。
夕方、人の顔が見分けつきにくくなるので、
あれは誰だ、「そ、彼」と言うことから来てるらしいです。
あと新漢語林によれば「復蜟フクイク」はセミの幼虫、
伏蜟フクイク(蝮蜟)」はセミの抜け殻を指すとされています。
セミの抜け殻といえば「蟬蛻センゼイ」という言葉もありますね。これのが分かりやすい。
サナギを指す漢字は「蛹」がありますが、熟語はほぼ見かけないでうすね。
どうしてもサナギを熟語で表記したい場合は「復蜟」を使うといいかもしれませんね。



  【二人同心其利断金】ニニンこころをおなじくすればそのリキンをたつ
   二人心を同じくすれば其の利金を断つ
  心を同じくして事に当たれば、どんな難事もなしとげ得るたとえ。
  利は、鋭いこと。〔易経、繫辞上〕
     ―新漢語林より


一人でも頑張ればできることってけっこうありますが、
やはり人の助けがあってこそ達成できることは多いです。
あるいは一人でもできるけど複数人いればもっと楽になるとか、
更によい成果を出せるとか。そうなりうる。
私も最近、常々自分の弱さを痛感しています。
弱いというのは心身のことでもあるし、意志であるとか色々。
その辺を理解したり支えたりしてくれる人が幸いにもいるので、
その人のおかげで今なんとかやっていけている状態です。
今年の5,6月あたりから人生をよりよくしようと、
今までやってこなかったことをどんどんやってみるようになりました。
その結果どんどん人生も充実したものになっています。
今までもそういう工夫をしようとしたこともあった気がしますが、
あまり続かずにいつの間にか途切れていたと思います。
でも、こうやって支えてくれる人、意志を同じくする人ができて、
そうしたら急にいろいろできるようになった感じなんです。
やはり人の支えというのは偉大なものです。
必須とまでは言いませんが、あると非常に助かります。
私は本当に幸いなことにそれを可能とする人と出会えました。
それでも生きるにあたって苦しいことは沢山ありますが、
なんとかよりよくより楽に生きていけるようにしたいものです。



  【猫の首に鈴を付ける】ねこのくびにすずをつける
   (鼠たちが、猫の近づくことがわかるように猫の首に鈴を付けることにしたが、
   実行できる鼠はいなかったというラ=フォンテーヌの「寓話」から)
  一見すると名案でありながら、実行するのが極めて難しいことのたとえ。
     ―広辞苑第六版より


なかなか言い得て妙です。さすが寓話。
名案だけどよくよく考えたら現実的ではないのでは?ってなりがち。
ラ・フォンテーヌ、どこかで聞いたことあるなと思ったのですが、
ググってみたら解決しました。アレかよ。
私は群馬県民なので前橋駅を利用していたのですが、
前橋駅の敷地内?に「ラ・フォンテーヌ」という結婚式場がありました。
その看板とかに見覚えがあったのでしょうね。
ラ・フォンテーヌは正式にはジャン・ド・ラ・フォンテーヌ(Jean de la Fontaine)と言い、
イソップ童話を基にした寓話詩で著名な人らしいです。
ん?イソップ童話を基にした寓話詩…?
ということはこれラ・フォンテーヌの言葉というより、
イソップ寓話から出た言葉なんじゃないでしょうか。
調べたら「ねずみの相談」というイソップ寓話があるらしく、
Wikipediaの項目にも「猫の首に鈴をつける」が言及されています。
まぁ細かい事情が何かしらあるってことなんでしょうね。多分。
とにかくこれはけっこう使いやすい成句だと思います。



  【寧居】ネイキョ=【寧処】ネイショ
  安らかに暮らす。〈左・桓一八〉
     ―漢辞海第三版より


安寧に居住するみたいな感じですね。素敵だ。
私もできるだけ寧居できるよう努めたいものです。
日々の細々とした努力や工夫をしていかないと、
私にはけっこう難しい事案であります。
普通にできそうなこと、当たり前のことこそ難しいとよく言いますが、
私は普通っぽい普通の生活もなかなか安定して営めないので、
そうやって安住することはもうかなり努力しないと厳しいのです。
なんとかして今は対策を必死にもがきながら練っているところです。
がんばります。



  【𢌽】ねはん
  ねはん涅槃ネハン抄物書ショウモツがき。
     ―新潮日本語漢字辞典より


環境によっては表示できないと思います。
漢字構成記述文字で書くと ⿱卅卅 となります。
卅を上下に2つ重ねた字、ということですね。
「抄物書き」という言葉が出てきたのでついでに紹介しておきます。


  【抄物書】ショウモツ-がき
  ①寺などで、漢字の画を省略して書く書き方。
  「菩薩」を「𦬇(⿱艹廾)」、「醍醐」を「酉酉」と書く類。省文セイブン
  ②心おぼえ。記録書。
     ―広辞苑第六版より


ほう、そういうやつを抄物書と言うんですね。
「菩薩」を「𦬇(⿱艹廾)」と書くのは知っていましたが、
「酉酉」なんてのもあるんですね。面白い。
調べたら沢山出てきたのでずっと見てられます。
ちなみに広辞苑には「𦬇(⿱艹廾)」が「ささぼさつ」、
「𦬇(⿱艹廾)」の右下に点を打った字を「ささてんぼだい」として掲載しています。
菩薩に点を打った方の字は「菩提」の抄物書ということですね。
「醍醐」が「酉酉」になるということから類推すると、
「菩薩」の草冠だけを取って「𦬇(⿱艹廾」としたんでしょうね。
そこから涅槃やら菩提やらに派生したにおいがします。
こういった造字みたいなのは見ていて楽しいです。
自分なりの造字・略字とかを作ると効率上がるかもしれませんね。





調子悪いなりには思ったより書きました。
でもなんだか歯切れの悪い文章が多い気がします。
少しずつ立て直していきたいところです。
そういう感じなので後書きも特に思いつきません。
さっさと切り上げてご飯食べてお風呂入って寝ます。
皆様も健康には気をつけてみたいなこと言ってますが、
まずは私自身の調子を整えた方がいい気がします。
そういうことなのでまず私が頑張ります。また次回。