十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記149

どうも、十九です。
今日も昼に起きました。調子悪い。
2週間連続で欠席となるとかなりへこみますね。
でもまぁ間に合うものは間に合わせました。がんばった。
本調子に戻すのはけっこう時間と気力を使いそうですが、
なんとかぼちぼちがんばりたいです。
その一環としてブログを頑張ります。
本当はブログは生活のオプション的な立ち位置ですので、
こうやって優先させるべきことではないのですがね。
でもなんかエンジンをかけるのに使えそうな気がするので、
活用できるものは活用していきます。
そういうことなので劄記していきます。



  【抃舞】ベンブ
  (「抃」は手を打つ意)
  手を打って舞うこと。喜びをあらわすさま。


  【抃悦】ベンエツ
  手を打ってよろこぶこと。
     ―広辞苑第六版より


なんだかいい感じの言葉ですね。ついやっちゃう。
なぜ喜ぶ時とかって手を打ってしまうのでしょうね。
これは文化的なものなのか、本能的なものなのか。
猿もなんか喜んでるっぽい時に手を叩いてる気がします。
あと赤ちゃんもそういう時は手を叩きますかね。
もうちょっと文化的な面だと拍手とか柏手もそうでしょうか。
なんか探せばそういう論文とか出てきそうですね。
案の定ありました。リンクさせていただきます。
今はちょっと読む気力がないので覚えていたら読みたいです。
抃舞と抃悦、舞うかどうかでニュアンスがかなり違いますね。
どっちも覚えていつか使い分けてみましょう。



  【弁妄】ベンボウ
  事理に反する議論を弁駁ベンバクすること。べんもう。
     ―広辞苑第六版より


「弁駁」というのは、他人の説を攻撃して言いやぶること、だそうです。
反駁とか論駁とかとも言うそうな。
まぁ反論とか論破とかその辺のニュアンスを含む語でしょうか。
で、事理に反する議論で他人を言い負かすってことは、
詭弁を押し通しているみたいな感じなんでしょうかね。
いまいち分からないので例文を調べようとググったところ、
コトバンクおよび精選版 大日本国語辞典には、
「他人の事理に合わない議論を、弁論をもって明らかにすること。」とあります。
「弁」には「弁論」「多弁」のように単に「言う、論ずる」の意味もありますが、
「弁解」「弁明」のように「明らかにする」の意味もあるようです。
妄を弁ずる、というのは一緒でもそこの解釈が違うようです。
余計にややこしくなりましたが、つまりどっちにも使えるってことですね。
どうせこれをお目にかかる機会は少ないでしょうから、
どっちかでまた使われ始めればそっちの意味が主流になるんでしょうね。
Twitterとか見てると広辞苑の意味で弁妄している人はけっこういるので、
そういう時にちょっと使ってみたいです。
いやでもそういう所に首は突っ込みたくないな。うん。



  【ベンチを温める】ベンチをあたためる
  野球などで、選手が試合に出場できず、ベンチに控えている。
     ―広辞苑第六版より


これが慣用句として広辞苑に掲載されててなんかびっくりしました。
だいぶ近代的というか最近にできた語のイメージですが、
やはりけっこうメジャーになると辞書に載るもんなんですね。
慣用句とか成語とかって昔の言葉という印象がなんとなくありますが、
今だって慣用表現は生まれ続けているんでしょうね。
Twitterでそういうのを考えてる人をよく見かけます。
「どしどし」に続く言葉は「ご応募ください」だったりするやつ。
慣用表現とはちょっと違うかもだけどもう定型句と化してる。
ネットスラングも慣用表現の一種でしょうか。けっこうありそう。
「草生える」もたぶんそうです。考えると面白いな。
ちなみに私は万年吹奏楽部だったのでベンチを温めたことはないです。



  【涼燠】リョウイク
  涼気と暖気。寒暑。転じて、春秋。歳月。りょうおう。
     ―広辞苑第六版より


「燠」は「あたたかい」の意味のようです。
和語だと「おき」と読み、赤くおこった炭火のことを言います。
あと別の意味もちょっとあり、それは劄記82で紹介してます。
最近は寒暖差が激しいですね。本当に調子が狂います。
こんな天気なのになんでけっこうみんなピンピンしてるんですかね。
健康とか健常って一体なんなんでしょう。難しい。
三寒四温というのはどこに行ったのでしょうか。
今は一寒一暑二寒一温くらいでしょうか。やめてくれ。
令和への入りは生前退位で、元号が変わるのに祝典ムードでしたが、
それからというもののやたら熱かったり、
やべー台風が来た後にやべー雨が来たりとか。
あと京都アニメーションで火災が起きたり、
大事にはならなかったけれど浅間山がちょっと噴火したり。
なんかもう大丈夫ですかね。日本とか地球とか。
今年の漢字はたぶん「災」とかそんな字でしょう。
令和になったからというのは偶然でしょうけれど、
それにしても年々悪いニュースが目に付くようになっている気がします。
いろいろと先行きが不安です。



  【鯪鯉・陵鯉】リョウリ
  〔動〕センザンコウの別称。
     ―広辞苑第六版より


センザンコウの説明は割愛します。各自お調べください。
かるーく説明しますと、アルマジロみたいな感じの動物です。こんなの
漢字で書くと穿山甲。なんか強そう。必殺技みたいですね。
体に鱗がありますが哺乳類のようです。鱗甲目という分類だそうな。
ここまで説明すればお分かりでしょうが、魚ではないです。
でも「鯪鯉」なんて字が当てられてますね。なんでやねん。
古くは魚と考えられていたそうですよ。まぁ鱗あるし………?
そういう生き物というか字、たぶんけっこうありますよね。
蝙蝠こうもりも虫じゃないですし、蝌蚪おたまじゃくしも虫じゃないです。
蝸牛かたつむりも、かえる蟾蜍ひきがえるも…… 虫ばっかじゃねーか!
後半はちょっと蛙に寄りすぎました。
でも確か、人、鳥、獣、魚以外は「虫」と呼ぶんでしたっけ。
本草学とかそういう考えは確かそういうはず。本草学が何か知らんけど。
にしても魚じゃないでしょコイツ。
コウモリもせめて鳥と見なしてあげてよ。飛んでるし。
でもこういう字を見つけるの好きです。




久しぶりに書いた割にはけっこう書きました。
内容もそこそこマシな感じだと思ってます。
って久しぶりに書く度にだいたい言ってる気がする。
これで少しは頭のエンジンがかかってたらいいな。
これから健康生活に少しでもベクトルが向くよう頑張ります。
急にそっちへ向く必要はないので少しずつ。
というか急に変えると心身が追いつかなくなり、
むしろ悪化したり挫折に繋がることが多いといい加減学んだので、
その反省を活かしていきたいところです。何度でも失敗しろ。
転ぶのが失敗ではなく転んで起き上がらないことが失敗である。
何度も三日坊主を繰り返して習慣としていきたいです。
ちょっと元気が出た風に見えてきたところでまた次回。