十九綴

tsudzu-tsudzuri

箚記191

どうも、十九です。
本日は成人式でした。実は新成人です。
疲れとか時間のなさ等があるけど記事は立てたいので、ひとまず保留とします。
雑記で済ませる余裕はまだなくはないけれど、できるだけ箚記したいし、
でも2日分溜めるのはいちおう禁止する方針なので…って感じです。
ひとまず保留!



ということで現在1/13の夜です!
案の定また記事を溜め込んでますよ!これはよくない!
思ったより余裕がないので箚記をしておくことにしました。
ひとまず更新しづらいのは今日で終わりなのでまたいい感じにやってけたらと思います。
そういうことなので箚記していきましょう。




  【変化る】へん・げる
  《自下一》(「変化」を動詞化した語)
  変わる。化ける。
   夏目漱石、門「是から先何う—・げるか分りやしませんよ」
     —広辞苑第六版より


漢語を日本語的に動詞化した言葉ですね。似たようなのを過去に何度か紹介してます。
でもこれは今の造語?と作り方が同じなのが興味深いです。
「チキる」とか「タピる」とか、動詞を造語するときは大体ラ行五段活用になりますよね。
これも「変化」に五段活用の「る」を付けたもの……
と思ったのですがなんか下一って書いてありますね。マジかよ。
確かに振り仮名も「へんげ・る」じゃなくて「へん・げる」になってるし、
例文の引用も「—・る」じゃなくて「—・げる」になってるし。
「変化る」の「げる」は「下げる」の「げる」と同じ活用をしてるんですね。
ということは打消の形にすると「変化へんげない」なんでしょうか。違和感。
ちなみに夏目漱石の『門』は1910年に連載されたそうです。
100年近く前からこういう造語のされ方をしてたんですね。面白い。



  【復水・変若水】おち-みず
  飲めば若返るという水。
     —広辞苑第六版より


  【恋水】こい-みず
   (万葉集変水おちみず」の誤写より)
  恋のために流す涙。
     —広辞苑第六版より


こりゃまた面白いですね。誤写でも意図的でもよい。
なんだか「復」または「変若」と書いて「おち」と読む言葉があって、
もとにかえること、若返ることを意味するそうです。そんな言葉あるのかよ。
「復ち返る」「変若ち返る」で「おちかえる」と読む言葉もあります。面白い。
今だと「恋」の字を「変」と置き換えるギャグみたいなのがありますけど、
まさかその逆でロマンティックな言葉があるとは。恋水。沢山流しましたわ。
ただただ枕を濡らすだけじゃなくて、そこから色々感じて学びました。
そうしてより強くてすてきな人になる契機となるのです。何の話だ。



  【荏苒】ジンゼン
  歳月の次第にすすみ行くさま。物事がのびのびになるさま。
     —広辞苑第六版より


それなりに一般的な語彙だと思います。変換できたし。
漢検の勉強をしていて初めて知った覚えがあります。久しく忘れていたけれど。
何もせずに月日が経っていくみたいな微妙な意味だったり、
有意義に何もせずのんびり過ごすみたいなほっこりする意味にもなったりした気がします。
いやでも比較的よくないことが多い……かな?ぶっちゃけ使用例を見たことがないです。
引用していませんが、これも例文に夏目漱石の『門』からの例文がありました。奇遇。



  【へへやか】へへ-やか
  のんびりと時日をすごすさま。物事ののんびりしたさま。荏苒。
   類聚名義抄「荏苒、ヘヽヤカニシテ」
     —広辞苑第六版より


で、まさかの和語がありました。マジかよ。
こちらはよさげな意味のようですね。へへやか。
へへやかって音がなんかいいですね。マジでのんびりしてそう。
でも「荏苒へへやか」って書いたら妙な固さが出ますね。真面目な人の休暇っぽい。
へへやか、言葉の響きがほんとすきです。ハム太郎っぽい。へへやか。
ゲシュタルト崩壊してきたのでそろそろやめます。





ひとまず溜めてた分はクリアしました。やったぜ。
でもまた多分ひとつ貯めます。それも早めにクリアしないと……
今日は特に何もしてないけど疲れました。そんな日もある。
それとやらなきゃいけないアレコレを思い出したので更にワ-ってなってます。
一度にいろいろはできないので一つずつやってきます。また次回。