十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記79

どうも、十九です。
こないだクッソ暑いかと思ったら今日は雨って。
しかもそれなりに涼しいし風が吹く。調子が狂います。
いつもならそれなりに体調を崩しているところでしたが、
今日はなんとか動ける程度の調子はあったので動きました。えらい。
このごろ考えさせられることがなかなか多くて妙な気持ちになっています。
先日は法事がありまして、死やらそれにまつわる事前・事後処理とかいろいろ。
あるいはそれに至るまでの結婚や育児などなどの歩みだとか。
今日に起こった川崎の通り魔事件にまつわることだとか。
死ぬなら人を巻き込んで死ぬな、と言わないでくれという悲痛な提唱だとか、
あらゆる失う物さえ失った無敵の人とかいう人の存在やそれを生み出す原因だとか、
そういった人々に我々はどう向き合うべきか、
あるいは自分自身や近しい人がそうならないためにどう向き合うべきかとか。
生きるのって難しいんですね。簡単に言えてしまうけれど。
私はけっこう恵まれている方だと自覚してはいます。
それでもそれなりの苦しみってあるんですよね。ここにもいつか書いたっけな。
人々が抱えている、人それぞれの苦しみをいかに理解して向き合うか、
そういった倫理道徳のようなものがもっと広がることを願います。
長くて暗くて重い前書きはこれまでにして劄記しますか。



  【溽暑】ジョクショ
  ①むしあついこと。
  ②陰暦6月の異称。
     ―広辞苑第六版より


このごろ溽暑でしたね。5月なのに。
北海道が30℃を超えるって一体何事なんでしょうか。
冬との気温差60℃ってのも何事。砂漠かよ。
この調子じゃ7, 8月は一体どうなっちゃうんでしょうね。
毎年のように異常気象とか観測史上初とか言ってる気がするので、
なんかもう色々と感覚もおかしくなってきます。



  【茅塞】ボウソク
  かやが生えて道をふさぐこと。
  転じて、修養を怠ると欲のために心がおおわれること。〔孟子、尽心下〕
     ―新漢語林より


なんというか、今の私なんでしょうかねこれは。
修養が具体的に何なのかっていうのは人や状況で変わりそう。
私は……なんというか生活習慣の改善でしょうかね。
もっと気を引き締めて、ちょっと辛くてもやるべきことに取り組んだり、
休息は必要だけれども休息しすぎないようにする修養ですかね…
その辺がいまちょっと緩んでいて自分の首を絞めています。
気が緩むと自分の首の縄が絞まるの、皮肉的で面白いですね。笑えないけど。



  【淪棄】リンキ
  しずみかくれて世から見棄てられる。
     ―新漢語林より


冒頭で書いた、失う物さえ失った人のようなことでしょうか。
これ、「淪棄する」と「淪棄される」どちらが適切なんでしょうね。
説明文的には受け身だから「淪棄する」っぽいけど、
でも漢字の感じからすると「淪棄される」っぽいですよね。
わかんないや。たぶん使うこともないしいいか。
こうならないように、こうしないようにしたいな。



  【軼蕩】イットウ
  世間の常識をはなれた勝手なふるまいをする。
     ―新漢語林より


常識外れと常識知らずって違うよね、って前も言いましたっけ。
たぶん言ってないや。よかった。
常識を知っていながらあえてそれを避けるのは時に効果的で、
常識も何も知らないで勝手な振る舞いをするのは多くはただの迷惑なんですよね。
常識や定石を知っているからこそ、人々の心に適うことができる。はず。
まぁその常識がなんなのかっていうのは時と場合で違うでしょうから言及できませんが。
常識とはこう!というのはどうにも定義しづらいものです。
だからその曖昧で莫大な概念から目を背けず、
しっかりとそれを認識した者がうまく世を渡るのでしょう。




なんか今日は暗めでしたね。知ってました。
冒頭になんか戯れ言をいっぱい書いちゃったし、
これ以上よく分かんない上に暗いことを書いても仕方がないですね。
早めに切り上げましょう。また次回。