十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記72

どうも、十九です。
今日も11時くらいに起きました。寝たのは3時くらいだし仕方ないね。
眠いはずなのになぜか寝られなくて、寝たくなくて?
一人暮らししてから食事・運動・睡眠の大事さが身にしみて分かりました。
体調とか具合がよろしくないとき、だいたいこれらの内どれかが足りなかったりする。
それ以外の要因で崩れることも多々ありますがね、天気とか。
最近は天気のせいも多少なりありそう。急に曇りとか雨になったし。
生活習慣とかいろいろを安定させたいものです。
それの一環としてこのブログがある……気がする。
文体とか言葉のチョイスで体調が割と分かるし。
今は比較的調子がよろしくないのですが、そんな雰囲気でしょうか?
とりあえず劄記しましょう。



  【貪見】ドンケン
  仏:自分の心情にかなう物事に執着することによって起こる種々の間違った考え。
     ―新漢語林より


ほら、いきなりこういう言葉をチョイスする。
なんかやや固い表現ですが、割と心当たりがあるようなないような。
自分の都合のいいことを求めることで起こる間違いとかそういう感じでしょうか。
依存や執着も時には必要ですが、よく周りも見えるような状態でいたいもんですね。
大事な何かを見落とす前に。



  【榜眼】ボウガン
  進士の試験(官吏登用試験)に二番で合格した人。
  眼は、二つあることから、二の隠語。
     ―新漢語林より


なんか矢を発射できそうですね、カタカナで書くと。
榜は覚えがいい人なら山月記で見覚えがあるのでは。
虎榜に名を連ねるとかなんとか、そんな感じに出てきた(虎になる示唆もしている)。
そんなわけで榜は官吏登用試験の合格者を発表する掲示板です。
試験やらにおいてナンバーツーの人を榜眼と言ったらなんかオシャレですね。



  【拘耆羅・拘枳羅・倶伎羅】クキラ
  (梵語kokila 好声鳥と訳す)インドに住む黒いホトトギスに似た鳥。
  形は醜いが声は美しい。鳩夷羅(くいら)。倶尸羅(くしら)。また、ホトトギスの異称。
     ―広辞苑第六版より


なんか妙に難しそうな漢字が並んでますね。すきです。
形は醜いが声は美しい。外見は醜いけど中身が素晴らしいみたいな喩えに使えますね。
なんかググったらオニカッコウのこととしているものが出てきました。
オニカッコウってどんなんだ。こんなん
黒くて確かにホトトギスっぽい面影あるかも?コイツなんかはホトトギスっぽい。
ちなみにオオオニカッコウもいるらしいよ。オオオニカッコウ
ホトトギス、異称ありすぎですよね。どうしてそうなった。いつかまとめるか。



  【習与性成】ならいセイとなる
   習い性と成る
  習慣が身について、最後には生まれながらの性質同様になる。
  習慣は第二の天性。〔書経、太甲上〕
     ―新漢語林より


とてもいい言葉ですね。心が打たれます。まさにその通りといった感じ。
習慣を変えたくば、現状維持バイアスを利用するのがいいと聞きました。
現状維持バイアスというと、ざっくり変化より現状維持しようとする心の動きだそうで。
現状を維持したいので、新しい習慣を継続するのが難しいとか。たぶん。
でも一度それを習慣にできたら、その新しい習慣に現状維持バイアスが働くそうな。
やはり継続する能力とか才能はとても大事ですね。ゆっくり身につけたい。
ところでここでの「与」ってどういう意味なんでしょうね。
漢文における「与」ってだいたい and とか with の意味が多いですが、
これはそのどっちでもないですね、たぶん。教えてえらいひと。




今日はこれまで。意外と明るい文が書けたかな。
だんだん4熟語紹介がスタンダードになってきたかな。
ストックと時間と精神的余裕からしてこのくらいがちょうどいいのです。
まぁ気長にやってきますよ。また次回。