十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記206

どうも、十九です。
今日はなんだかあまり調子がよくありません。
晴れてはいましたけどここ最近の気候や気圧の変化が激しく、
その辺に調子が左右されてる感じがします。やな感じ。
あと昨日はたくさんカラオケではしゃいできたので、
普通に疲れてるのもあるでしょうね。
でも今日は昼頃に洗濯できましたよ。えらいでしょ。
なんか、昼頃まではそこそこ普通に動けるけれど、
15時あたりから気力が急減するみたいな日がここ最近多いです。
なんでしょうね。何かの症状とかだったら心配ですが。
単純に寝不足とか寝る時間が遅いってのも原因だと思いますが。
なんやかんや早く寝ようと思っているけどあまり早くないんですよね。
なんとかそれなりの生活習慣を保てている感じですね。
ひとまず気力はあまりないんですが、
こういう時こそ劄記をしてみたいと思います。





  【慍惀】ウンリン
  心にわだかまりがあって、うまく表現できないさま/人。
  一説に、温厚でひかえめなさま/人。〈楚・哀郢〉
     ―漢辞海第三版より


なんですかこのめっちゃ便利そうな言葉は。
わだかまりなのであまり明るい感情には使えなさそうですが、
それでも十分に需要のある言葉だと思います。
でも「一説に」が併記されているということは、
あまり意味が定かじゃない言葉ってことなんでしょうかね。
でもそこは大丈夫。そういう意味で使えばそういう意味になります。
いやこれは本当に流行らせたい。流行れ。
ちなみに「慍」には2つ意味があり、
「いかる・うらむ」と「心にわだかまる」とあるそうです。
まぁたぶんわだかまりというのは怒りのことを指す訳ではないと思います。




  【慆淫】トウイン
  過度に楽しみにふけるさま。淫慆。〈書・湯誥〉
     ―漢辞海第三版より


これも需要がけっこうありそうな感じがします。
私もかなりこうなってしまいやすい傾向にあります。
でも「淫」の字のせいでちょっと意味するものが偏りそうですね。
必ずしも「淫」にエロティックな意味があるとは限りませんよ。
あくまで「みだりに(度を超して)」という意味なのです。
でもまぁもちろんエロティックに、淫らにの意味で使ってもいいんでしょうけど。
あと形容(動)詞っぽいですね、これは。
なので「慆淫とする」と使うのが適切なんでしょうかね。




  【怛傷】ダツショウ = 【怛悼】ダツトウ
  心を痛める。〈楚・抽思〉
     ―漢辞海第三版より


なんか今日は面白そうなのをいっぱい見つけますね。
心(忄)部の字を眺めてたらなんか目に付きました。
でもだいたい良い意味でないやつばっかですね。
単純にそういう系統の熟語が多いんだか、私の調子が出ているんだか。
あとこれ、「ダツ」って読む字はけっこう珍しい気がします。
私は「脱」「奪」くらいしか出てきません。
変換候補を見てたら「獺」が出てきたので、
「そういや『獺祭ダッサイ』ってあるな~なるほど」となりました。
ちなみに私はお酒の獺祭じゃなくて熟語の獺祭を先に知りました。
意味は……今はなんか面倒なので調べてください。
怛傷の話をしろよ。します。
「怛」には「心が痛むさま」という形容詞の意味があるそうですが、
動詞「いたむ」として訓読するそうです。へぇ。
他にも「おそれる」「おどかす・おどす」の意味もあるそうな。
悲しいとか辛いとかじゃなくて「心が痛む」ですので、
これはけっこう汎用性がありそうですよ。流行れ。




  【恫疑虚喝・恫疑虚猲】ドウギキョカツ
  内心びくびくしながら、虚勢を張っておどかす。〈史・蘇秦伝〉
     ―漢辞海第三版より


そういう言葉があるんですね。
…と言いたいところですが、実のところ「虚勢を張る」で割と十分ですね。
でも「虚勢を張る」には必ずしも「内心びくびくしながら」の意味はないと思います。
実力がないのに空いばりするとかそういう意味ですし。
その内心がびくついているかは問わないはずです。たぶん。
漫画とかに出てくる噛ませ犬とかはだいたい恫疑虚喝してますよね。
これに「恫疑虚喝からいばり」とかルビを振ってみるってどうでしょうか。
どことなく「没分暁漢わからずや」感がありますね。こういうやつ大好きです。
もっとこういう当て字は自由にやっちゃっていいと思うんですけどね。流行れ。






調子悪いなりにはそこそこ書けたかと思っています。
そこまで時間もかかってないしね。上出来です。
今日こそは早く寝たいな。あまり書く気力と書くこともないので、
なんか毎回そうなってる気がしますが早めに切り上げます。また次回。