十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記173

どうも、十九です。
気づいたら50日連続で更新できているようです。
前回が50とか51日で途絶えた記憶があるので、
もうこれは記録更新するでしょうね。
さて、これがいつまで続くことやら。
程々に気にしながらやっていきたいですね。
それはそうと今日はそれなりに作業が進みました。
完成が見えた訳ではないですが、
ある程度までは進んだ実感を得ました。
でもやはりまだまだ足りません。もっと…進めないと…
そういうことなので早めに劄記に移ります。




  【矯亢・矯抗】キョウコウ
  わざと人と違ったふりをして、
  自分の身分を高く見せる。〈嵆康・卜疑集〉
     ―漢辞海第三版より


これまた面白い言葉ですね。意識高い系かな。
いわゆる意識高い系が使うカタカナの言い換え、
最近はあまり見なくなった気がします。
それとも私がそういう環境にいないだけでしょうか。
あれって日本語や一般的な語で言ってもニュアンスとかも変わらない所を、
わざわざ分かりにくい英語とかに置き換えることで、
相手の理解からわざと遠ざかって賢そうに見せるって手法ですよね。
問題をイシューとか言ったりするやつ。
多分そんなに意味するところは変わらない……よね?
アジェンダとかレジュメは微妙に日本語にないニュアンスな気もしますが。
あとはこれは私に対してブーメランになるのですが、
わざわざ自分を高く見せる必要があるってことは、
そんなに大した人ではないということなんですよね。
慎ましくというか、身の程を知っておきたいところです。



  【迍邅】チュンテン
   双声
  ①先に進みがたいさま。〈蔡邕・述行賦〉
  ②困り苦しむさま。〈左思-詩・詠史詩〉
     ―漢辞海第三版より


これ、紹介したような記憶があったのですが、
劄記74で「邅回」というのを紹介していたようです。
そちらは動詞なのですが、こちらは形容(動)詞のようです。
そして「チュン」という珍しい音を持っています。
一応「屯」もチュンと読む場合があるようです。
あとチュンと言えば麻雀でしょうかね🀄。
こちらは単に中国語での読みでしょう。
そして今私は非常に迍邅としている訳ですね。
①でも②でもあります。非常に困った。
ひとまず気分転換も兼ねてこのブログを書いている訳でありますが、
その時間さえも惜しいです。ずっと集中してても疲れるので、
こういう息抜きも必要です。
………息抜きになってるのかな、これ。



  【棄才】キサイ
  登用されない優れた人材。〈淮・主術〉
     ―漢辞海第三版より


キサイといえば鬼才や奇才が一般的でありますが、
こんなのもあるんですね。面白い。
一見「才を棄てる」にも見えるのですが、
これは棄てられた才のことを指すようですね。
才能を棄てることもまぁ時にはありますよね。
芸術の才能があったけど親が頑なにその道を否定しただとか。
優秀な人物についても最近なんとなく見たのですが、
なんか修士とか博士とかのしっかり勉強した人が、
就職できずに困ってたりするらしいですね。
社会が求めるレベルと合致しないんでしょうかね。
適当に読んだやつなのでガバガバの情報です。悪しからず。



  【凸む】つばく・む
  《自四》突出する。凹凸がある。食いちがう。
     ―広辞苑第六版より


「凹む」は有名というか一般的な語となっていますが、
凸の方もあったのですね。これもまぁ界隈ではそれなりに有名ですが。
しかしこれ、意味がちょっとぶれてそうですね。
突出する はまぁ当然であるとして、
凹凸がある と 食い違う ってなんでしょう。
凹凸があるって意味があるのならけっこう厄介ですね。
ただでっぱっているだけでいてほしいので。
でも字面からしてどう見ても突出してるでしょこれ。
「凸む」と言ってもまぁ通じないでしょうけどね。
だいたい「でっぱる」とか言いますよね。流行れ。





けっこう時間がかかってしまった。まずい。
後書きする精神的な余裕がないのでここまで。また次回。