十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記196

どうも、十九です。
今日は友人とカラオケに行って参りました。
10時から19時まで、フリータイムを全て使いましたよ。
超贅沢ですね~~~めちゃ楽しかったです。喉も死んだ。
龍角散を初めてペロペロしています。こんな味なんだ。
私はカラオケでは大体ボカロ曲を歌いますが、
「これもう10年前の曲なの?!」みたいのばっかで驚きました。
私はニコニコで現行のボカロ曲を追うのはだいぶ前にやめてしまいましたが、
なんか懐かしくなったのでまた聴きたくなってきました。
ひとまず今はナユタン星人のマイリスを流しています。
ナユタン星人ですらもう4,5年前なんですね。マジかよ。
時の流れって早いです。びっくりするわ。
私もむかーしにボカロPを目指していたことがありました。
今は…… うーん。若干やってみたい感はなくもない。
クソ程昔に作った歌詞はどこ行ったんだろ。見つからなくていいけど。
ひとまず劄記していきます。





  【プロクルステスの寝台】プロクルステス-の-シンダイ
   (プロクルステス(Prokrustēs)はギリシア神話に登場する強盗で、
   捕らえた旅人を寝台の大きさに合わせて伸ばしたり切ったりしたことから)
  個々の事情を無視して強引に基準にあてはめることのたとえ。
     ―広辞苑第六版より


久々のカタカナです。そしてこれまた面白い。
程度の如何は別として、けっこうやっちゃいがちですよねこれ。
あるいはそれに当てはめられてしまいがちだったり、
むしろ自分から当てはまりに行く場合もなくもない……か?
だいたいTwitterでの言論をイメージしています。
自分の主張を通したいが故に都合のいい情報だけ寄せ集めるやつ。
「日本人はみんな〇〇」みたいなのにあてはめたい場合や、
「女性はこのように差別されている」みたいのに自分から当てはまりに行く場合とか。
それ以外にも多分プロクルステスの寝台は世の中に蔓延してそうですね。
私もできるだけ詭弁を避けるようにしたいな。



  【隴を得て蜀を望む】ロウをえてショクをのぞむ
  [後漢書(岑彭伝)「人足るを知らざるに苦しむ、既に隴を平げて復た蜀を望む」]
  一つの望みが達せられると、さらにその上が望まれること。
  欲望にきりがないことのたとえ。望蜀。
     ―広辞苑第六版より


隴も蜀も中国の地名ですね。たぶん隴より蜀の方がでかい。
人足るを知らざるに苦しむ、ほんとそうですよね。
私もなかなか足りた部分も多いはずだろうけれども、
どうも足らざる部分に目がいってしまいがちなんですよね。
ある程度は仕方ない部分もありますが、
やはり現状で足りている部分に目が向けられるととても楽になります。
決してしょぼいことでも満足しろとかそういう意味ではなく、
完全に満ち足りることってそうそうないだろうし、
現状で足ることのできない部分はどう足掻いたって足ることはないので、
足りないとこばっか見るよりも足りている部分を大事にできるとよいかなと。
それとは別に、向上心とか次へ向かうような気持ちも忘れてはならないと思います。
一つ達成したらもっと上を目指したくなるのは当然だと思います。
よりよい満足感のために、言い感じのバランスがとれるといいな。



  【暇予】カヨ
  ①ひまで楽しく遊んでいるさま〈国語・晋二〉
  ②ひまな時間。〈何晏・景福殿賦〉
     ―漢辞海第三版より


「予」ですが、旧字体を「豫」と書きます、
が、意味によって「予」のままだったり「豫」だったりします。
「よろこぶ」とか「あらかじめ」の意味の時は豫で、
「あたえる」や「われ」の時は予らしいです。詳しくないけど。
ということで「予(豫)」には「よろこぶ」の意味があります。
暇を喜んでいるんですね。とてもよろしいことです。
この字がもともと意味する暇と今の暇が同じようなものかは分かりませんが、
ひとまず今の意味で取って問題ないでしょう。
まず暇とか余裕があること自体がとっても大事だし、
それを有意義に過ごせることもまた大事です。よい。
時間の余裕は心の余裕。そして心の余裕がまた時間の余裕を作り出すのです。
暇をいい感じにコントロールしていきたいですね。



  【椽筆】テンヒツ
  堂々たる文章。大論文。また、それを書く才能。
   注:東晋王珣オウジュンが、たるきのような筆を人にもらった夢を見た後、
     武帝の弔辞を書くことになったという故事から。〈晋・王珣伝〉
     ―漢辞海第三版より


たるき、劄記89でもちょろっと登場したようです。
よく分からないけど屋根に使う大事な建材だと思います。
それならもうクッソでかいですね、その筆。
たまーに自分の背丈くらいの筆で書道してる人を見ますが、
それよりも大きいんじゃないでしょうか。知らんけど。
にしても超でかい筆をもらう夢を見て文章がすごくなった的な故事でしょうが、
なんかそれまた妙な事の運び方ですよね。若干。
15オクターブくらいあるピアノを貰う夢を見たらピアノが上手くなったみたいな?
あと地味に「テンツ」と連濁していないのが気になります。
私が主に書くのは曲ですが、そのうちデカい曲も達者に書けるようになりたいです。
椽筆。才能の方の意味もあるのいいですね。






今日はそれなりに書けたかな。やったぜ。
カラオケって数時間でも疲れますが、
今日は7時間半くらいは滞在してたのでそれだけで疲れますわ。
心身のどこかはしっかり疲れているんでしょうけど、
それでも元気は元気です。超楽しかったし。
そういう中ではそこそこよく書けたんじゃないでしょうかね。
あ。目録を更新し忘れてる。10記事以上溜まってるな。
明日ぼちぼち処理しよう。また次回。