十九綴

tsudzu-tsudzuri

箚記182

どうも、十九です。
例によってまた後で更新します。
しかしどういうことか、記事を更新しているのは1/4です。
溜めてしまいましたね、案の定。
試してみてやっぱりこうなることが分かったので、
1日はまだしも2日分も記事を溜めるのは禁止としましょう。
なんかもう消化するのが目標みたいになってますが、
ひとまずさっさと劄記してしまいます。




  【一日之計在晨】イチニチのケイはあしたにあり
   一日の計は晨に在り
  その日の計画は、朝のうちにたてるのがよい。晨は朝。
  〔月令広義、春令、授時〕━━、一年之計在春(イチネンのケイははるにあり)。
  ➡ ━━、一年の計画は、年の初めの春に立てるのがよい。
     ―新漢語林より


いわゆる「一年の計は元旦にあり」の出典みたいなやつでしょう。
一日の計は~ に続いて 一年の計は~ と続いてたんですね。
確かに、基本的に朝の調子でその日の動き方が決まる気がします。
極端なことを言うと、寝坊すると大体その日は調子が振るいません。
ちゃんと起きられてもなんかだるい日とかもありますしね。
その起きた感じに合わせて計画とか行動の指針を立てると楽だったりします。
年の初めに目標を立てて良かったか……
というとあまり身に覚えがないです。意識したことが少ないからかな。
ちなみに去年は大吉、今年は中吉でした。いい感じ。
けれども心の乱れは身を崩すことに繋がると言われました。
月の満ち欠けのように、よい時わるい時も訪れるので、
そういう気持ちで過ごせって感じのことを言われました。納得。
今年はまずたくさん食べます。痩せがちなので健康体になります。
併せて運動も増やします。運動不足による弊害が起こりがちだったので。
そして計画の管理をしっかりと行います。
できるだけ先のことを余裕をもって見積もれるようにします。
そして視野を広く持ちます。これはさまざまな意味がありますが、
大きなものとしては過集中の防止や抑止策です。
つい目の前の課題に目を取られて全体像を見失ったりしがちで、
目的と手段を混同したりしがちなのでそれを意識します。
今年はそんな感じでしょうかね。他にもあると思いますがだいたいそれくらい。



  【年問わんより世を問え】としとわんよりよをとえ
  年齢の多少を問題にするよりも、その人がどう生きてきたかを問題にせよ。
     ―広辞苑第六版より


これはけっこう色々な場面で戒めにしたいところですね。
やはり年齢って分かりやすい指針になりがちですし、
その辺の物差しに縛られて考えがちですよね。
私はもう何歳だから~ とか、この人は何歳でこうなのに~ とか。
何にどのくらい触れてきたかとか、経験してきたかとか、
そういったものは人によって千差万別で比べようがありません。
年齢を全くアテにするなという訳ではありません。もちろん。
あまり年齢に固執するのもどうかな、ということです。
私ももうお年玉を貰うような歳じゃないと思っていますが、
まぁなんというか…… 稼ぎを得ていないので頂いてしまいます。



  【歳寒】サイカ
  ①寒い季節になる。
  ②老年。
  ③逆境。また、乱世。
  ④困難に出あってもひるまないこと。「歳寒の心」
     ―新漢語林より


③と④が面白いですね。寒い季節はまぁ確かに逆境っぽい。
昔の環境なら尚更ですね。明かりや暖を取る方法が限られていますし。
しかしそれでも逞しく生きてきたご先祖様がいらっしゃるからこそ、
今の我々はこうして生活しているのですね。ありがたや。
歳寒の心。寒さにめげない強い心身。大事です。
私もそういった精神を持っていきたいですね。
もちろん、最初からそういう頑強さを目指す必要もなく、
段々と経験を経てそうなっていけばよいなと思っています。



  【盛年不重来】セイネンかさねてはきたらず
   盛年重ねては来らず
  若い時は二度とはこない。人生の最もよい時期を失うことなく、
  充実した時を過ごすべきであることをいう。
  〔文選、陶潜、雑詩〕━━、一日難再晨(イチジツふたたびはあしたなりがたし)。
  ➡ ━━、一日に朝は二度はやって来ない。
     ―新漢語林より


なかなか心に刺さります。私もまだまだ若いですが、
昔にああしておけばよかったと思うことがそれなりにあります。
しかし昔を悔いても取り戻しようはないのです。
どうにもならないことをどうにかしようとしても、
それはただの時間と労力の無駄です。悲しいけれど。
それに気づいてふと気持ちを切り替える、
という風に意識がやっと最近少しできるようになりました。
意外と、それに気づいて意識することって難しいんですよね。
昔を悔いてもどうにもならないので、
今後それについて前向きに付き合っていくしかないのです。
今この瞬間が最も若い時なのです。無駄になんかできない。
我々は過去を変えることはできないが、
今と、その延長線上にある未来を変えることはできる。
それなりに強い意志を持って今後を見据えていきたいです。





どの言葉を紹介するかは事前に決めてあったのですが、
いかんせん正月の色々があってなかなか手に付かなかったのです。
こういう時に限ってそこそこよさげなことを書いてしまう……
ひとまず溜めただけの対価?に多少はなったかと思います。
それではまた次回。っても既に記事は立っていますが。