十九綴

tsudzu-tsudzuri

協奏曲

どうも、十九です。
今日はコンサートに行ってきました。
いろんな協奏曲を5曲演奏しちゃうぞ!ってやつです。
協奏曲、要するにソロの人がめっちゃすごいことする曲です。
ということは比較的メインディッシュな雰囲気の曲ですね。
そんな曲を5曲も聴いてきました。おなかいっぱい。
でも全然飽きなかったですね。さすが。Bravo.
Bravo は男性および男性名詞に使う場合なんですよね。
今回のソリストは全員女性でしたので、
その女性単体に使う場合は Brava になり、
女性のみの複数に使う場合は Brave となります。イタリア語厄介。
そして男性の複数および男性を含む集団に対しては Bravi となります。
ということは、男性のソリストには Bravo と言えるけど、
女性のソリストに Bravo と言うのはイタリア語的には誤りなんです。
あくまでイタリア語ではということなので、
外来語となればそれはおおよそ関係なくなります。仕方ないね。
原語での性質を尊重するか否かは人や場合によるでしょう。
あとはオーケストラ全体に Bravo と言うのもちょっと違うらしい?
Bravo は男性の単数に使う場合なので、Bravi になるとか。
あともう一つ言うと、日本語だと「ブラボー」が一般的ですが、
イタリア語的には「ブラーヴォ」みたいになります。
でも今日、聞き間違いでなければ「ブラーヴァ」との声が聞こえたんです。
女性ソリストに対してだと思うので、その辺知ってる人なんでしょうかね。


ソリスト」もどうなんだろう。
まとめるのは面倒なのでこちらを参照ください。
先ほど軽く触れたように、イタリア語は o で終わる名詞は男性名詞です。
ってことは「ソリスト」は男性にしか使えない?
そもそもソリストって何語なんでしょう。
ひとまず、イタリア語では独奏そのものも(男性の)独奏者も solo だそうで。
フランス語の独奏者は男女ともに soliste(ソリスタ、ソリスト)、
ドイツ語は男性が solist(ゾリスト)、女性が solistin(ゾリスティン)、
英語は男女ともに soloist(ソロイスト)となっているようです。
へえ、英語でもちょっと違うんですね。フランス語が一番近いのか。
いろんな言語がごちゃまぜになってるので音楽用語は厄介です。


いきなり変な話を始めてしまいましたが、
とにかく今日は素晴らしい演奏を楽しんできました。
その後一緒に聞きに行った友人とデニーズに行き、
そのまま5時間くらいたくさんお話してしまった。やばい。
そういうことなので23時半くらいに帰宅しました。
また劄記ができなかったわ。つらみ。
でもいろいろと有意義な時間を過ごせたので、
これは全く後悔とかはしてないです。生活習慣がアレなのがちょっと惜しいか。


代わりといっては何ですが、
今日聴いてきた曲のうち一つをご紹介します。
ラヴェル 作曲 『ピアノ協奏曲 ト長調』です。
ラヴェルが死ぬ6年前に完成された、
最後から2番目の曲です。晩年の名作ですね。
クラシカルな要素はもちろん、ジャズの要素も入ってます。
けっこう陽気でキラキラした曲です。ぜひ聞いてね。
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