劄記139
どうも、十九です。
今日は友人とゲーセンに行ってきました。
太鼓の達人を多少やっておりまして、
久しぶりにドンドコしてきました。いやぁ楽しい。
中学から高校の時にかなり熱中してやりこんで、
最近はけっこう頻度が減ってます。趣味だしいいんだけどね。
あれは他の音ゲーに比べてかなり筋肉に依存すると思います。
他は… maimai とか DanceDanceRevolution とかもそうかな。
まぁとにかく久しぶりに筋肉を酷使して疲れました。
腕と、あと指もけっこう疲れます、アレ。
でもやっぱり楽しいですね。とても。楽しい。
そういうことで運動してきた気分で劄記します。
【未央】ミオウ・ビオウ
①まだなかばにならない。
②まだ尽きない。
③まだ朝にならない。
④長安(今の
―新漢語林より
なんだか人名っぽいですね。とりわけデレマスに出てきそうな。
こういう、音読みすると既存・既知の熟語になる人名好きです。
この場合はほぼ音読みですがね。それもそれでいい。
そう解釈した場合にこれは人名としてどうなんでしょうね。
④意外はたぶんよくも悪くも解釈できます。そういうもんでしょう、きっと。
①をよく解釈するとずっと新しさや向上心を忘れないように、
悪く解釈するとずっと未熟で足りないままである、
②をよく解釈すると魅力などが溢れて止まないように、
悪く解釈すると力を出し切れなかったり物事を達成できない、みたいな。
なんでも物は言いようですね。なんでも悪く思う人は一定数います。
善か悪か、優か劣かなどでハッキリ二分できる物事の方が少ないと思います。
そうであっても、人名に否定の字を使うのはどうかとちょっと思うところもあります。
もしそのような方がいらしたら非常に申し訳ないのですが、
未央のように否定の「未」が人名に入っている場合とか特に…。
ただ単に音を示しただけである、というのもありますがね。
峰不二子とか赤塚不二夫のような「不二」はむしろよかったりします。
不二、二つとない、唯一という意味なのでどちらかというと良いニュアンス。
これまたキリがないのでこの辺でよしましょう。
【掩㆑耳盗㆑鐘】みみをおおいてかねをぬすむ
音がして人に知られることを恐れ、耳をふさいで鐘を盗むこと。
小策を用いて自分をあざむくことのたとえ。
「
―新漢語林より
これまたよくも悪くも使えそうな言葉ですね。
シチュエーションから言えばけっこう間抜けですね。
トムとジェリーのトムがやりそうなイメージある。
でもそういうちょっとした策で自分を騙し、
結果的にうまく事が運ぶっていう風にも使えそうですよね。
緊張をほぐすために人をみんな置物だと思うとか、
騙されたと思ってちょっと避けがちなことに挑戦するとか。
まぁそういうので上手くいってれば文句ないんですがね。
でも、うまい喩えが見つからなくてもどかしいのですが、
心の視点や向きをちょこっと変えてみるだけで、
急に物事がうまく運んだり、避けてたものをなんとも感じなくなるとか、
そういうことって意外とあるんですよね。不思議。
その ちょこっと がまた難しいというかコツとかきっかけが要るんですが。
人生をできるだけ楽に生きたいものです。
【水到渠成】みずいたりてキョなる
水が流れて自然とみぞができる。
①学問を十分にすれば道が自然と体得できる。
②時節が来れば自然と成就する。〔南宋、范成大、送㆓劉唐卿…西帰㆒詩〕
―新漢語林より
なるほど納得ですね。確かにそうだ。
そういう、どう足掻いても急げないものってありますよね。
学問もまぁ飛ばすことも可能ですけどね。目的などによる。
でもやはりある程度順を追うというか、
辿るべき道はやはり辿っていった方がいいと感じます。
②は①を一般化したって感じでしょうかね。
たとえば人間関係とかは急げません。ほんとに感じる。
ゲームみたいに一気に好感度とかをバーッと上げられることは少ないです。
そういう機会があったとしても、印象としては、
ガッとできた人間関係はガッと崩れることが多い気がします。
一時の強い印象や好感だけで築かれた人間関係は、
それ以外の細かな欠点や気になる点が堆積していき、
次第に、あるいは急に熱が引いていくことが多いみたいな。
急げないものを急げないと認識し、
じっくりと熟成させていくっていうのはなかなかに難しいですね。
【針孔・針眼】みず
針の糸を通す孔。めど。みぞ。
―広辞苑第六版より
そんな言葉あったんだシリーズですね。
読んで字の如くですね。非常に分かりやすい。
なんで「みず」って名前なんでしょうね。由来がありそう。
「
「めどが立つ」のめどとは別物ですね。そちらは「目処」です。
今度裁縫する機会でもあれば使ってみてください。
「ラクダが針の穴を通る」みたいな慣用句?をむかーしどこかで覚えたんですが、
これが一度も通じたことがないです。そんな知名度ないのかな。
確か低学年の小学生向けのことわざ辞典みたいな本で読みました。
調べたらこれは聖書の一節からきてるらしいですね。目から鱗です。
ちなみに目から鱗も聖書からきてます。目から鱗ですね。
ラクダうんぬんはマタイによる福音書 第19章 16~30節で言及されるらしいです。
「富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい」
みたいなことをイエスさまがおっしゃるとか。詳しくはこちらでも。
私はクリスチャンではないしこれ以上は話題も逸れるのでこの辺にします。
【婚はす】みと-あたわ・す
《自四》
(トは入り口。陰部の意。アタハスはアタフの尊敬語)
交合なさる。結婚なさる。
―広辞苑第六版より
突然の下ネタです。下ネタって言い方はちょっと下賤ですが。
アタハス、アタフというのは「与ふ」なんでしょうか。
「能ふ」ではないような感じがする。私の知らない意味がなければ。
だとしてもどういう「与ふ」なのかよくわからないですが、
これ以上は言及を控えることにしましょう。
でも、「婚」って意外とそういう意味の字だったりします。
たぶん日本語的用法な気がしますが、ちょっと挙げてみますか。
【婚ぐ】くな・ぐ
《自四》
(一説、クナク)性交する。交合する。〈類聚名義抄〉
【枕く・婚く・纏く】ま・く
《他四》
①枕とする。
②(後にマグとも)抱いて寝る。共寝をする。結婚する。
【婚】よばい
(ヨ(呼)バフの連用形から)
①求婚すること。言い寄ること。
②(「夜這」と当てる)夜、恋人のもとへ忍んで行くこと。
相手の寝所へ忍び入ること。
―広辞苑第六版より
こんな具合です。夜這いってそういう由来なんですね。呼ばい。
漢字の由来とかそういうのには詳しくないし、
その辺はあまり変なこと言わないようにしておきます。
今と昔の結婚観はかなり違うものかと思いますが、
なんだか面白い言葉が残っているものですね。
今回は「み」シリーズでした。
なんかけっこう思ったより書き連ねてました。
それなりのボリューム感。満足。
意外と書き疲れたので今回は後書きさっぱりでいきます。
それではまた次回。