劄記63
どうも、十九です。
このごろ天気があまりよろしくないですね。
幸いあまり頭痛は起きないタイプなのですが、
今日は珍しく頭が重くて鈍く痛みます。気圧こんにゃろう。
そういう日はだいたい心も重かったりしますが、比較的良好です。
十分に良いとは言っていない。でも積極的にブログを書ける程度には元気です。
そんな訳でさっさと横になりたいので劄記します。
【崢嶸】ソウコウ
①高くけわしいさま。
②深くて危険なさま。
③おく深いさま。
④寒さのきびしいさま。
⑤年月の積み重なるさま。
⑥年末のいそがしいさま。
⑦才能のすぐれているさま。
―新漢語林より
多い。やたら多い。たまにこういう熟語があります。
山だからなんか高いとか険しいとかは分かりますが、
年末のいそがしいさまってなんでしょうね。地味に使えそうですが。
年の瀬は親戚が集まるので崢嶸としている。いやどれだよ。⑥か。
【滂沱】ボウダ
①雨のさかんに降るさま。
②涙や血などのさかんに流れ落ちるさま。「洟泗滂沱(テイシボウダ)*1」
―新漢語林より
洟泗滂沱。ぜんぶさんずいなのが良いですね。そっちが本題です。
洟も泗も鼻水のことです。「はなが垂れる」の「はな」は「洟」と書きます。
泗は鼻を通って出てくる涙のことらしいです。目頭と鼻って繋がってますからね。
部首統一四字熟語、見栄えがよくてすきです。
【芒刺在背】ボウシハイにあり
芒刺背に在り
とげを背負っている。おそれることがあって、
心が安らかでないたとえ。〔後漢書、霍光伝〕
―新漢語林より
普段の私でしょうかね。何らかのやましさを背負っていることが多く、
なかなか気が休まらないことも多いです。我ながら難しい人だ。
最近はその背中のトゲを自分で抜いていく努力をしています。
少しずつ進歩していきますよ。人にも頼ったりして。
【書簏】ショロク
①ほんばこ。
②[晋書(劉柳伝)]
(劉柳が、多くの書を読んでいながら内容を全く理解していない人物をののしって言った語)
いたずらに多読するばかりでその意味を解しない者。
―広辞苑第六版より
本箱。そういう喩えもありますか。
本ばっか読んでてそれを理解・活用しない人といえば「
ごちゃごちゃして見づらい。蠹です。なんかかっこいい。
昆虫のシミのことを言います。虫なのに衣魚とか紙魚とか書くやつです。
もちろんシミを蠹魚と当て字することもあります。
紙とか本を食べちゃうので、本の価値を知らない人みたいな意味で使うんでしょうね。
こういう役の立て方がよくわからない知識を集めるのが好きなので、
自分を蠹魚みたいだと喩えてみたくなることがあります。謙称みたいな。
書簏もいいですね。こっちの方がなんかまだ役に立ちそうな感ある。そうしよっかな。
今回はこれまで。椅子の高さを間違えたのか、ずっと前傾してたらしくお腹が痛いです。
頭が重いわお腹が痛いわ、踏んだり蹴ったりですね。
今日はさっさと休もうかしら。でもやることがまだちょっと残ってる。
まあいいや。とにかく今日はおしまい。おつかれさまです。また次回。
*1:新漢語林第二版はこの表記であるが、誤植の可能性あり。「涕泗滂沱」がより一般的。コメント参照(2023/02/14追記)