十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記61

どうも十九です。
先日ブラインドタッチの話しをしましたが、あれって和製英語なんですね。
日本語版Wikipediaだと「タッチ・タイピング」や「タッチ・メソッド」と、
英語版Wikipediaだと "Touch typing", "touch type", "touch keyboarding" と記載されています。
「ブラインド」というのもこのご時世だと確かにちょっと憚られますね。
まぁ言葉狩り的な感じがしないでもないですが。避けるが無難でしょう。
ということで引き続きタッチタイプの練習をしております。
キーの位置は指がおおかた覚えているので、安定性と速度が向上すればいいでしょう。
あと先日言った左手の妙な癖が抜ければいいです。こっちがメインかな。
こっちのキーボードの感覚は手にしみついてますが、
ピアノのキーボードの感覚はまだあまり手に馴染んでいません。
楽譜を見る時もあるし、両手が離れれば基本的に片手しか見られないので、
その辺はもう指や腕の感覚に頼るしかないです。はやく弾きこなせるようになりたいな。
いっぱい練習します。劄記します。



  【谹議】コウギ
  深く議論する。奥深く広い議論。
     ―新漢語林より


字面が好きです。あと意味も。考えることが大好きなので。
「谹」のなんか見慣れなくてかつ奥深そうな字面がいいです。
だって谷は深いし、厷は宏に含まれててなんか広そうです。
とりとめもない、なんとはないことを谹議し合える人がほしいところです。



  【媾解】コウカイ
  仲直りする。和解する。講解。
     ―新漢語林より


やさしい言葉ですが、なんか字面が強そう。
音としては和解の方がやさしそうですが、
こっちはなんか正式にしっかりと仲直りした感ありますね。
ちなみに講和条約とかの「講和」を「媾和」とも書いたりするそうです。



  【間水・硯水・建水】ケンズイ
  (間食(けんしい)の訛か)
  ①(上方語)定まった食事以外の飲食。特に、昼食と夕食との間の飲食。おやつ。
  ②(大工の隠語)酒。
     ―広辞苑第六版より


上方語かみがたごとは、江戸時代に京都・大阪を中心に使われた言語のことらしいです。
今で言うところの関西弁でしょうかね。対義語は江戸語らしいです。
おやつ食べよ~、じゃなくて間水食べよ~とか言うとかなりゴツくなります。面白い。
硯水の表記を使うと、こいつ墨汁飲むのかって感じになりかねません。すずりの水なので。
水なのでせいぜい使うとしたら酒の方でしょうか。



  【手暗目暗】てぐらまぐら
  はっきりとした見込みのないこと。あやふやなこと。
  前後の思慮のないこと。いいかげんなさま。
     ―広辞苑第六版より


ドグラ・マグラみたい。と言いたかっただけです。
暗中模索みたいな感じの言葉ですね。
手で確認しても暗い、目で確認しても暗い。そりゃはっきりしないわ。
あとなんかテヅルモヅルみたい。こういうノリの言葉すき。わかって。



  【憨笑】カンショウ
  むじゃきに笑う。〈元好問-詩・杏花〉
     ―漢辞海第三版より


いいですね。そんな熟語があったとは。


 「『何があろうと僕らはきっと上手くいく』と
  無邪気に笑えた日々を憶えている     」
    ―米津玄師『灰色と青』より


なぜか「無邪気に」は「笑う」と相性がいいです。素敵ですよね。
私は無邪気に笑えているだろうか。昔からよく無表情だとか、
何を考えているか分からないとか言われがちでして。
もっと感情を伝えやすいようになりたいですね。




学校が始まりましたが、いちおう更新は継続していますね。
やるべきことは勿論ありますが、進捗はというと微妙です。
できる日はできるし、できない日はどうあがいてもできないです。
仕方がないことを仕方がないと思って、素直に気分転換に興じられるようになりたい。
今はどうしようもないことを自力でどうにかしようと踏ん張りがちですので。
その為には他人の協力がけっこう欠かせないですね。自分だけだと色々と見落としがちですから。
色んな人を支え、色んな人から支えてもらいたいです。また次回。