十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記210

どうも、十九です。
1ヶ月ちょっと経ってやっと10回目の劄記です。
見るからにペースがた落ちですね。
思ったより休みが休みでなかったのとか、
それに伴って生活習慣が乱れているからとか、
色々な理由からこんなんになってしまいました。
色々やることやりたいことがままならない状態です。
それでもまぁゆっくりなんとかしていくしかないですね。
ぼちぼち頑張っていきます。


それはそうと今日はひな祭りのようですね。
私は男ですのであまり縁がないといえばなかったです。
でもひなあられは大好きで、毎年狂ったように食べてました。
親がそれを分かって買ってきてくれるからというのもあるかな。
一人暮らしした途端にあまり食べなくなりました。
ちなみに私はでん六のひなあられが一番すきです。
あれのサイズとか甘さとかが丁度いいです。
ひそかにひな祭りを楽しみにしたりしてました。

あとひな祭りといえば「うれしいひなまつり」の歌が有名ですが、
あれの歌詞に誤りがあるみたいですね。最近知った。
「お内裏様とお雛様」という箇所がありますが、
お内裏様は男性の方を指す語じゃないのです。
内裏というのが天皇の住居とかその敷地を表していて、
そこから来た「内裏雛」という言葉があります。
その内裏雛というのは、天皇をかたどった男雛と、
皇后をかたどった女雛の一対を指す言葉らしいです。
かといって天皇なのでお殿様というのもなんか変ですね…?
というかそもそも雛ってなんだっけ。
たぶんだけど雛人形全体のことを指す気がする。
そのへんWikipediaとか参照してください。丸投げ。
そういう感じでひとまず劄記しますか。





  【伏竜鳳雛】フクリョウホウスウ
  [三国志(蜀史、諸葛亮伝、注)]かくれ伏している竜と鳳凰のひな。
  隠れて世に知られていない大人物や逸材などにたとえる。
     ―広辞苑第六版より


雛がつくいい感じの言葉があまり見つかりませんでした。
臥竜鳳雛ガリョウホウスウとも言ったりしますね。私はこっちの方が馴染みがあります。
広辞苑だと「隠れて世に知られていない大人物や逸材などにたとえる。」とありますが、
新漢語林だと
「将来大成する素質がありながら、
 まだその機会にめぐまれずかくれている人物のたとえ。」
という風にあります。似てるけどちょっと違う感じ。
臥竜だと確かに単に隠れて世に知られていない感じであと思いますが、
鳳雛鳳凰の雛ですから、ある程度は未熟な状態に使う気がします。
私も鳳雛だといいんですけどね。それはまぁ自分次第。
いろいろに甘えすぎずに自分を磨いて伸ばしていきたいです。




  【蛤柱】コウチュウ
  ①ハマグリの貝柱。
  ②こった詩文のたとえ。
     ―漢辞海第三版より


ひな祭りにはハマグリのお吸い物を飲むそうですね。
ハマグリといえば貝合わせの遊戯などにも使われたように、
ペアになっている貝殻同士じゃないとぴったりくっつかないそうですね。
それに因んで、よい伴侶に恵まれるようにと縁起を担いでいるようです。
いやでも貝ってだいたい全部ちがう形してませんか……?
そうでもないのかな。まじまじと貝殻の形を照らし合わせたことないや。
蛤柱の話をしましょう。はい。
①は文字通りとしていいんですが、②はなんなんでしょう。
ハマグリの貝柱、たしかけっこう頑丈でしたっけ。
だいたいあまり綺麗に取れないような気がする。
だから…なんか……凝った感じのたとえに使われるのかな?適当。
意外性があったというのはいいんですが、解釈が難しい。




  【桃尻】ももじり
  ①(桃の実のすわりが悪いことから)
   馬乗りが下手で、鞍の上に尻がすっかりすわらないこと。
  ②座っていても、尻をもじもじさせて落ち着かないこと。
     ―新潮日本語漢字辞典より


あれ、桃尻ってそういう意味だったの。というか既存の言葉だったんだ。
桃の節句とも言うので桃に関する言葉を探していたらなんか見つけました。
最近の造語とか俗語かと思っていたのですが、
言葉自体はそれなりに昔からあったようですね。少なくとも馬乗りするような時代から。
コトバンクには、

近年、本来の意味から外れ、丸く張りのある尻を「桃尻」ということが多くなっている。

との補説が掲載されています。さすがコトバンク
試しに桃尻で画像検索したらセクシーな画像ばっか出てきました。流石。
②も使えそうではあるのですが、もはやそれを意味することはなさそうですね。




  【鄙俚】ヒリ
  ①風俗やことばなどが洗練されず、下品なさま。〈左思・魏都賦〉
  ②下品な人。〈三国・荀彧伝・注〉
     ―漢辞海第三版より


お分かりでしょうか。「ひな」違いですこれ。
ひなはひなでも「ひなびる」のひなです。ネタが特になかった。
それでもあまり良いネタがなかったし、なんか暗めの言葉になりました。
鄙も俚も両方「いやしい・低俗な」みたいな意味の言葉です。
特に俚の方は「里」が部品に入っているからか知らないですが、
田舎っぽいとか通俗的なとかそういう意味のある字のようです。
このごろどうも低俗な言論とかをTwitterで散見します。
まぁいつものことといえばいつものことですが、
悪質なデマが飛び交ったりそれに真面目に応対したりだとか。
人ってピンチになった時にその本質がよく出ますよね。ほんと。
こうやって達観してるげな雰囲気ですが、時勢はよくわかってません。なんだこいつ。
他人事のように日本ダメだな、とか思っちゃったりしてますが、
日本国民としてなんかいろいろ意見したいところでもあります。
かといってデモとかしてもやべー反社会性力みたいな烙印を押されて終わるだろうし、
唯一それらしいことができそうなのが選挙でしょうかね。
今後どうなっちゃうんでしょうね。いろいろ心配です。






いやに時間がかかったけどあまり面白くない気がします。
やっぱり劄記はそこそこ定期的にやんないとダメですね。
ひとまず後書きすることが思いつかないので切り上げます。また次回。