十九綴

tsudzu-tsudzuri

水之嬉戲

どうも、十九です。
今日は天気がよくないですね。というか悪い。
しばらく前は「お、なんか暖かいな」みたいな気候でしたが、
このごろはけっこう冷え込みますね。冬の本領でしょうか。
昨晩と今朝は部屋がけっこう寒くて敵いませんでした。
それでもって雨ですよ。冬の雨は勘弁してくれ。
でもその割にはやるべきことがそこそこ進みました。やったね。
時間が残されていないことには変わりないですが、
それでもやらねばなりません。頑張ります。
そういうことなので今日は曲でも紹介しておきます。

モーリス・ラヴェル 作曲『水の戯れ』 です。
印象主義音楽の代表としても挙げられますね。
印象主義が何かって説明するのはそこそこ難しいんですが、
「(誰の)こういう感情を表した曲です」「こういう物語を表した曲です」ではなく、
「なんかこういう気分」「なんかこういう雰囲気」を描いた曲です。
もうちょっと具体的な特徴も挙げると、
それまで主流だった作曲法だと禁則とされる音使いを多用したりします。
この和音からこの和音にいくのはおかしいとか、
この和音が平行移動するのはおかしいとか、そういうやつ。
あとは調性や旋律などをぼかすことも大きな特徴です。
「いまこれ何調なんだ…?」ってなったり、
「これメロディなのか?」と思うような音の断片が連なったりします。
聞いてみれば「あぁ、こういう雰囲気のやつね」となるかもしれません。


ちなみに原題は "Jeux d'eau" で、直訳すると『水の戯れ』となりますが、
どうやらフランス語的には組噴水のことを言うらしいです。Wikipedia情報。
……組噴水って何?ググっても全く出てきません。マジで何。
『水の戯れ』の英語版の記事に、"(see Jeux d'eau, water features in gardens)"
との記述があるのでそこでも見てみましょう。すると、
「庭園史において、16世紀中頃のマニエリスムのイタリア庭園に導入された水景物の総称」
みたいなことが書いてありました。……合ってるのか?
マニエリスムってなんだよ。ひとまずマンネリの語源、あるいは同語源らしい。
よくわかんないけどとにかく噴水のことを指します。結局それかよ。
水の情景を描写した曲の中でもかなりの表現力を持っているかと思います。
もっと雨っぽい曲でも紹介したかったのですがいいのが思いつきませんでした。
そういう感じで今回はこれまで。また次回。