十九綴

tsudzu-tsudzuri

『比喩』

どうも、十九です。
久しぶりの摘記ですよ。2019/09/20以来です。
ちょこちょこ疑問に思うことはあれど、
記事にするほどのことでもないなと思い、
結局ネタにしないという状況が続いてました。
いや、そういうのを気軽に扱うためのものでは…?
まぁそう考え直すきっかけにもなりました。


今日は『比喩』についてです。
直喩とか隠喩とかは確か中学の国語で習いますが、
たまにメタファーとかなんとかとも言いますよね。
あとシネクドキというのをどこかで聞いたのですが、
これも比喩の一つのようです。
比喩法っていろいろあるようなので、
ひとまずWikipediaに載ってるやつを適当にまとめます。




比喩の話に入る前に、「たとえ」の話をしておきます。
我々が普段使う「たとえ」ですが、
実は3種類くらいあります。たぶん。


①「喩え・譬え」
②「例え」
③「縦え・仮令・縦令」
であります。


そもそもこれが厳密に使い分けるべきものなのか、
ちゃんとした違いがあるものなのかは分かりませんがね。
個人的には使い分けています。このブログも多分そうです。
①と②は漢語にすることで一応の違いが分かります。
①は比喩、②は例示です。
「彼をたとえるなら虎のようだ」みたいなとき、
彼を比喩しているので「喩える」が適切で、
「たとえば夏野菜ならトマトが好きだ」みたいなとき、
トマトを例示しているので「例える」が適切じゃないかな、と。
③は漢文に由来する表記なので馴染みがないですが、
これは仮定を表すものです。元々「たとい」と言うらしい。
「もし」とか「もしそうだったとしても」の意味です。
これは「たとえ火の中水の中」の「たとえ」ですね。
比喩するならば火の中や水の中でも行こう、ではなく、
例示するならば火の中や水の中でも行こう、でもなく、
もし火の中や水の中に行くことになったとしても、という意味です。
まぁ「例えば火の中水の中」なら通じるんですがね。格好はつきませんが。


漢字やら日本語やらに詳しい方々からすると妙な点もあるでしょうけど、
ひとまず私はこの使い分けを適切と考えています。




比喩に戻しましょう。修辞法の一つですね。


◎比喩(譬喩):Trope
字・語句・文・文章・出来事・作品全体などの物事を、
それと共通項のある別の物事に置き換えて表現する手法。


〇直喩・明喩:Simile
比喩であることを読者に対し明示している比喩。
「まるで(あたかも)~のようだ」のような形をとる。
『雪のように白い』『死ぬほど退屈』


〇隠喩・暗喩:Metaphor
比喩であることが読者に対し明示されていない比喩。
『夜の帷が静かに幕を下ろす』
『この思い出を忘れまいと、心の宝石箱に仕舞い込んだ』


〇換喩:Metonymy
表現する事柄をそれと関係の深い付属物などで代用して表現する比喩。
『ごはん』:主食である米を食事全般を表す語として扱う。
『ペンは剣よりも強し』:文筆家、思想家などを象徴するペンと置き換える。
『「バッハ」が大好きだ』:バッハそのものでなくバッハの作品を表す。


〇提喩:Synekdoche
上位概念で下位概念を表したり、逆に下位概念で上位概念に置き換えたりする比喩。
換喩との違いは、包含する関係にあるか否かである。
『全く、情けない男だ』
 ある人物が相手にこう告げた時、
 情けないのはその相手(下位概念)だけであって、
 男全般(上位概念)を指しているわけではない。
『笛』:オーケストラにおいてはフルート(ピッコロ)の意。


〇風諭:Parable
寓意に使われるようなたとえのみを提示することで、
本当の意味を間接的に推察させる比喩。
『燕雀安ぞ鴻鵠の志を知らんや』
 小人物に大人物の心はわからない、
 ということを鳥の話のみをして推察させている。
『猿も木から落ちる』
 木登りを得意とする猿でも木から落ちることのみを示し、
 得意な人でも失敗することがあるという意味を推察させる諷喩。




かなり雑だしほぼコピペだしたぶん誤りもある感じになりました。
なのであまり鵜呑みにはしないでください。
これを編集してて、漫画『めだかボックス』に、
換喩を特殊能力として扱うキャラクターがいたのを思い出しました。
調べたら名前は「ゆずりは かけがえ」でした。すげぇ名前だ。
西尾維新の言葉遊びはもうよく分かりません。
めだかボックスとかもう終盤になるにつれて色々爆発してましたよね。
それを読んでた時は換喩が何だかよく分からず、
その能力もどんなもんだったかよく覚えてません。
なんかこういう〇〇一覧みたいのをまとめるのが好きなので、
こういう修辞法もあるんだな、と認識するためにまとめてみました。
なんか文がまとまらないな。疲れてます。はい。
さっさと休みましょう。また次回。