十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記166

どうも、十九です。
今日はお仕事というかお手伝いをしてきました。
演奏会の裏方ですね。裏方でずっと支えるでもなく、
けっこうちょっとした手伝いでした。
でもそういうのがけっこう重要なんですよね。
時間はまぁけっこう取られましたが、
こういうちょっとしたことでも支えられるなら誇りです。
あと全然関係ない話なんですが、
徹夜した影響で水曜日はほぼずっと寝ていたので、
その日の記憶がほぼ無いんですよね。
だから1日すっ飛ばされた感覚といいますか、
今日が金曜日な気がしてならないのです。
今日は土曜日です。明日が日曜日。一日損した気分。
そんなこともあろう。仕方がない。
これは私流の土日の過ごし方なのですが、
日曜日に大いに遊ぶと月曜日に反動が出やすいんです。
だから休むか遊ぶなら土曜日にパーッとやって、
日曜日はそこそこ休んだり遊んだりしつつ、
気を抜きすぎずにやるべきことに手を付けたりしてます。
しかし今日は土曜日。だいたいの時間を仕事に費やしました。
正直けっこう休みたいのですが、色んな意味で時間がない。
進捗もやばいので急がなきゃだし、今週は時間が少ない。
あぁ、もっと上手く時間を使えるようになりたい。
ひとまず劄記します。




  【甄別】ケンベツ
   (「甄」は見わける意)
  人の賢否をはっきりと見分けること。人才をえらぶこと。
     ―広辞苑第六版より


なかなか面白い言葉だし大事なことですね。
あと広辞苑だとで掲載されていましたが、が一般的かもしれません。
前者の方は新漢語林や漢辞海第三版だと俗字とされていました。
あと「甄」は字面通り「焼き物」とか「つくる」の意味もあるようですが、
なぜ「見分ける」の意味なのかちょっと気になるところです。
それはそうと人を選ぶのはとっても大事なことですよね。
分け隔てなく人と接するのとはまた別のことです。これは両立するはずです。
高校まではだいたい学力とかが同じようなやつらが固まっていたので、
ある程度は人を選ばなくても話が通じたり気が合ったりしていました。
しかし大学だとそういうのも全部かなりバラバラになり、
本当に人のよさを見分けなければならなくなりました。
まぁ選ばなくても気が合うやつと自然につるむようになるもんですけどね。
それでも人に何かを頼む時とかは本当に人柄や性格が出てきます。
そういう意味でも信頼に足る友人を作ることは大事だし、
それができる人を見つけるための目も大事になってきますね。



  【瞿瞿】クク
  ①驚きあわてるさま。物事をよく見ないさま。
  ②目を見張るさま。
  ③守る所のないさま。心が常に動揺して変わるさま。
  ④身をつつましくして道を守るさま。
     ―新漢語林より


なんか色々とツッコミどころがあっていいですね。
実用性とかは知りません。意味の揺れが大きい時点で微妙か。
①の「驚きあわてるさま」まではまぁ普通なんですが、
「物事をよく見ないさま」と言われるとなんか不思議ですね。
単に驚いたり慌てたりして冷静さが欠けてるってことなんでしょうけど、
「物事をよく見ない」だけだとなんか現実逃避っぽく聞こえて面白いですね。
③もなんか面白いです。ミーハーな人みたいな感じ?
別にミーハーな人がみんな動揺して心変わりしてる訳じゃないでしょうけど。
でも色々あって心が一つに定まらないこともきっとありましょう。
それで④になったら慎ましく道を守りだしてる。
③だと動揺したり守る所のなかったりしたのにね。急に落ち着くな。
これは単純にツッコミたかっただけです。



  【濡首】ジュシュ
  頭まで酒にひたって本性を失う。〈易・未済上九〉
     ―漢辞海第三版より


これはなかなかの言葉ですね。こうはなりたくない。
頭まで酒にひたるのが事実か比喩かはともかく、
いずれにせよかなりの酒を飲んでいることでしょうね。
というかもし実際に頭まで酒にひたるシチュエーションがあるとしたらどんなんだ?
シャンパンぶちまけるのは浸るのとはちょっと違うか。
すると何だ。桶とかに酒をなみなみ注いでそこに頭を突っ込み一気飲みとか、
酒で満たされた風呂やらプールに入るとかそんなことでもしないと。
ってことはこれ比喩ですね。考えるまでもなく比喩でしょう。
皆様もお酒には気をつけましょう。



  【懵々】ボウボウ・うかうか
  ①明らかでないさま。
  ②愚かなさま。
  「段々と無理を致しまして、長い間に懵々うかうか穴を空けましたのが〔金色夜叉〕」
  ◇「うかうか」とも読む。
     ―新潮日本語漢字辞典より


「懵」は「懜」の異体字のようです。俗字とかはよく分かりません。
わざわざ異体字の方で熟語が掲載されているのは、
この金色夜叉を典拠としているからなんですかね。
たぶん「懜々」を「うかうか」と読ませても問題ないでしょう。
しかし、新潮日本語漢字辞典は本当に便利で面白いです。
日本語の語彙に特化した漢和辞典なのです。最高。
劄記164で紹介した「いそいそ」然り、だいたいの擬音だとかが掲載されてる気がする。
一般的な読ませ方ではないことも多いですが、
それでも面白いものは面白いのです。好き。





なんか微妙に筆が乗りません。そういう時期かな。
もしかすると今日はちょっと疲れてるのかな。
ゆっくりと湯に浸かって疲れを取ろうかな。
そうだ、最近マッサージに行ってないな。
ちょっと肩もゴリゴリだし、リフレッシュしに行くのもいいな。
それでめっちゃ作業が捗ったら万々歳。
よし、今日はもう遊ばないで寝るか。でも遊びたいわ。
ひとまずなんか文もダラダラしてきたのでこの辺で切り上げます。
ではまた次回。