十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記112

どうも、十九です。
なんとはなしに疲れました。そういう日もある。
土日にはそれなりに用事があった筈なのに、
なんだか休日を浪費した感もすごいのもあって更に。
まぁ土日に休んだといえば休んだのですが、
それだけでは休まらなかったのでしょうね。足りない。
あと期日の近いやるべきこともいくつかまだあって、
それに手をつけられなかったのでそれも多分ある。
色々と心が引きずってますね。そりゃ疲れるわ。
でもその疲れを取るにはやることやるっきゃないのです。
でも心身はちょっと疲れ気味。なかなか動きづらい。
生きづらいものですね。たいへんだ。
ちょっとでも楽になるようがんばってます。劄記します。



  【介爾】ケニ
  〔仏〕非常に微弱なこと。心についていう。
     ―広辞苑第六版より


微弱な心。いまそんな感じです、たぶん。
劄記をしようとする心があるだけ褒めてほしいとこです。
でもなんか単純に心が弱いとかそういう意味合いじゃない気がしたので、
適当にググってみることにしました。便利な世の中だ。
コトバンクおよび精選版 日本国語大辞典から引用すると、
「仏語。ひじょうに微弱なこと。主として一刹那(せつな)の心(一念)の形容に用いる。」
とのこと。やっぱ弱いというより小さいって感じかな。
使えそうな気がしたが使いどころがよくわからなかった。そんなこともある。



  【掊克】ホウコク
  ①おごりたかぶって、人の上に立つことを好む。
  ②きびしく税を取り立てて人を苦しめる。
     ―新漢語林より


このごろ選挙がありましたね。タイムリー。
火事があったり選挙があったり闇営業があったり、
なんだか世間がざわついてばかりです。令和大丈夫か。
私も昔は①の感じだったと思います。
人より優れていることを生きがいとするというか、
そう思うことで自分を保ってきた感じがあります。
そりゃまあ今でもできることなら優れ続けたいですが、
人の上に立つとか傲るとかそういうのは嫌です。
できるだけ好かれるよう誠実に生きていきたいものですね。
っていうかこれ品詞はなんなんだ。動詞か?
「好む」って動詞だし、掊も克も動詞っぽいので動詞でしょう。



  【滄海一粟】ソウカイのイチゾク
  大海中の一粒の穀物。比較にならないほど小さい物のたとえ。
  また、広大で永遠に続く宇宙間における、小さくはかない一個人のたとえ。
     ―新漢語林より


前者も後者もけっこう使えそうですね。
でも私、後者の喩えというか、それを使うことはあまり好きじゃないです。
そんな悩みは宇宙の歴史から見りゃ大したことないぜ、みたいなアレ。
比べるものを桁違いにして話をはぐらかしてるだけですね。
何かのアドバイスや解決になるどころか、
慰めたり労ったり、そうでなくても相手の心を酌み取る気持ち、
そしてまともな会話を続けようとする意志を捨てているような印象です。
何してもいずれ死んだり地球は滅びたりするから無駄とか、
そんなの知ったことじゃないよ。今とか生きるだろう間の話をしてるんだよ。
野球のボールが他の球技に比べてどのくらいのサイズか知りたいのに、
なんで急に太陽の大きさと比べてくるんだよ。意味不明だろ。
比べるものは適切なものを選びましょう。
そしてできるならば、自分にしても他人にしても、
つらさを比べすぎないでやってください。
「苦しいのはみんな同じだから贅沢言うな」とか、
「与えられた条件は同じなんだから」とか、そういうこと言われますよね。
それも全くの筋違いだと思っています。
そりゃ誰だって苦しさの一つや二つはあるでしょう。
でも何をどれだけ苦しいと思うかとか、どれだけ我慢できるかとか、
その苦しさにどれだけ対処できているかとか、何もかも条件は違います。
私もあなたも何かに苦しんでいて、その度合いは全く違うから、
同一視できないものであるし蔑ろにしてはならない。そう考えています。



  【篤癃】あつえひと
  病の重い人。危篤の人。
     ―広辞苑第六版より


よくわかんない字によくわかんない和語が当てられてるのすき。
篤は危篤の篤だし、癃はズバリ「やむ」の意だそうです。
そりゃ重篤だわ。文字通りじゃん。
使いたいけど使いたくないものですね。できることなら病まない方がいい。
四苦八苦ってありますよね。あれって仏教用語らしいです。
四苦とはショウ・老・病・死 のことを言い、
それに愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦・五蘊盛苦 の四つを加えて八苦と言います。
八苦の説明は省きますが、どれも避けて通れない苦しみとされます。
四苦の内に病が含まれるようです。生きていればみな病むのでしょう。
それは体の病でもあるし、心の病でもあることでしょう。
あまり公言はしていないのですが、私はADHDと診断されています。
これを病に含めるかどうかはまぁ微妙な線ではありますが、
これのおかげで大変に助かったこともあれば、
これのおかげでそれはもう心がひしゃげるくらいに苦しんだこともあります。
あまり言葉を選ばないで言えば個性の一種であるという風に付き合っています。
さまざまな苦しみにこれから立ち会っていくことでしょうが、
できるだけ苦しまないような生き方を探っていきたい所存です。




久しぶりに根暗な記事に仕上がってしまいました。
そういう性根を持っておりますので、
苦しみについて語り出せばこんな感じでくだくだと喋り続けます。
できるだけ明るい面持ちをし続けたいものですね。
こういった自分ともなんとかいい付き合い方を見つけましょう。
あー今日も苦しかったな。生きた生きた。
暗い雰囲気をこれ以上続けるのも嫌なので、
今日はこのくらいでおしまい。また明日。