劄記203
どうも、十九です。
先日は相棒が突然の不調に見舞われてショックを受けましたが、
今日はまぁそこそこ私の調子は戻りました。相棒はまだです。
まぁ長いこと使っていればどこかしら劣化はしてしまうものでしょう。
そういう宿命を受け入れるしかないですね。
まぁまだ使えないこともないので劄記用として最後まで使い続けます。
そういうことなので今日の記事でも活躍してくれます。
私の調子はそこそこ戻ったと言いましたが、
このごろ睡眠のリズムがかなり崩れているので、
そういう意味での調子はあまりよくないです。気をつけよう。
ひとまず劄記に移りましょう。
今日は訳あって「〇〇の〇〇」みたいな言葉を調べていまして、
そうしたらけっこう面白いのがあったので紹介します。
【爾汝の交わり】ジジョのまじわり
互いに「おまえ」「きさま」などと呼び合うほどの親しい交わり。
―広辞苑第六版より
「あなた」を古語っぽく?したいときによく「汝」が使われますが、
これはどうやら同等かそれ以下の人に対する呼び方らしいですね。
じゃあ目上の人はどうなるんだっけ。子でいいんだっけか。
親しいといっても色々な種類がありますよね。
単純にクラスメイトとして仲がいいとか、普段からよく話すとかいろいろ。
私はネットで知り合っている人への敬語がやはりどうも抜けません。
同い年かそれ以下かとかも正直把握していないことも多いですし、
それも関係なしになんだかそういう態度をとりがちです。
普通に礼儀として大事だとは思いますが、
自然とそういうのが抜けるほどの親交もできていないような気がすることもあります。
なので爾汝の交わりって本当にけっこう親しいやつだと思います。
【宋襄の仁】ソウジョウのジン
[左伝(僖公22年)]
(楚との戦いで、宋の公子目夷が楚の布陣しないうちに討ちたいと請うたが、
襄公は、君子は人の困っている時に苦しめてはいけないといって討たず、
かえって楚のために敗れたという故事)
無益のなさけ。時宜を得ていない憐れみ。
―広辞苑第六版より
なかなか面白い故事です。君子であるといえばありますね。
この話と同じ流れではないのですが、私も無益のなさけはかけがちです。
私は昔からそれなりに孤立しがちで、それでも私と親しくしてくれる人はいたんです。
こんな私の相手をしてくれてありがとう、じゃないけれど、
とにかくそういうマイノリティに差し伸べてくれる手がとても有り難かったんです。
だから私もそういうことができる人間になろうと思って行動することがあります。
大学の後輩(歳は上)に「あ、こいつ友達できなさそうだな」みたいなのがいて、
なんか放っておけない気がしたのでそれの相手をしていたんです。
でもなんか私と同じような性質を持っているっちゃ持っているけれど違う感じで、
情けをかけたくなるタイプの可哀想さではないことが分かってきました。
だからこそお節介ながら手を差し伸べるのもいいっちゃいいんですが、
あまり首を突っ込みすぎると私まで余計なものを負担しそうなので、
もうちょっと距離を置こうと思いました。情けをかける相手はちゃんと選ぼう。
【盈満の咎】キマンのとがめ
[後漢書(方術伝上、折像)]物事が満ち足りている時は、
かえって災いが生じやすいから、栄華に驕り高ぶるなとのいましめ。
―広辞苑第六版より
これはけっこう感じておいた方がいいですね。
図星とまではいかないのですがそれなりに思うところがあります。
満ちているからといって奢侈に流れると、
度合いを見失って必要以上に消費するものを消費してしまう可能性があります。
これは金銭とかももちろんそうですし、時間やら人間関係やら色々です。
ある程度の満ちで満足しろとかそういうのではないですが、
ちゃんと然るべき範囲で満ちることも大事ですよね。
満ちているからこそちゃんと大事にそれを味わってやる必要があると思います。
あとは満ちていない部分を見つめすぎないことですね。
そこばっかり見てしまうとどれだけ満ちていても不満しか出ません。
それは本当に不要な辛さや虚しさを生むばかりです。要注意。
【桂玉の艱】ケイギョクのカン
[戦国策(楚策)「楚国の蜀は玉よりも
物価の高い都会で暮らす苦しみ。また、物価のきわめて高いこと。
―広辞苑第六版より
これまた面白い。こういう言葉ってあるんですね。
私も田舎から都会に引っ越してきた身ですが、まぁいろいろ違いますね。
都会でごはんとか食べると本当にお金がかかります。
いや単純に田舎の方でちゃんと買い物をしてないから知らないだけか……?
電車賃はむしろ都会の方がかなり安いです。物価とは別か。
面白いけど私の見識がガバガバなだけな気もしてきた。
「〇〇の〇〇」シリーズでした。最後で急に失速したな。
前述のようにまだ私は本調子になってないようです。
生活習慣を整えていい感じに生活していきたいところです。
あまり後書きする頭がないのでこれまでとします。また次回。