劄記30
どうも、十九です。
劄記ももう30を数えるようです。めでたい。
それはそうと若干風邪気味です。ほんとに微恙です。
37.5℃以下の熱とくしゃみが出ます。
体は普通に動かせるんですが、ちょっと無理すると悪化しそう。
熱が出るならもっとガーッと出てくれればいいのにな。
でもまぁ軽い体調不良に越したことはないか。
そんな訳でかるーく劄記して寝ます。
【遏雲】アツウン
空行く雲もとどめる(ほどのすぐれた音曲)。
歌声・楽音のすぐれたのをほめていう。〔列子、湯問〕
―新漢語林より
雲もとどめるって喩えはどっから湧いて出てきたんだろう。
でも字面から全く音楽を想像できないあたり好き。
遏雲の曲を私も作りたいですね。
すぐれた音楽を意味する言葉と言えば、他に「梁塵」がありますね。
梁に被さっている塵を動かすくらい歌声がすぐれているのが元のお話らしい。
「遏雲梁塵」みたいな言葉がないかな~と思ったらありました。
というか元の出典の列子に「遏雲」と「
遶梁は「歌声がすぐれて美しく余韻の長く続くこと」らしい。
勉強になりました。
【驪竜之珠】リリョウのたま
黒竜のあごの下にあるたま。
命がけで求めなければ得られない貴重なもののたとえ。〔荘子、列禦寇〕
―新漢語林より
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」をちょっと言い換えたみたいな感じ?
しかもただの竜じゃなくて黒竜ってのがかっこいい。ミラなんとかかな。
竜のあごの下といえば逆鱗ですよね。モンハンだと尻尾にあるとか。
いつか驪竜之珠を得なければならない機会が訪れるんでしょうね。
【塩酢・塩噌】エンソ
①塩と酢。また、塩と味噌。
②味噌または塩の異称。
③日常欠くことのできない食べ物。
―広辞苑第六版より
「味噌」以外の「噌」の使い方を初めて知った。
あと意味がブレすぎている。もはや何の調味料だよ。
ちなみに「
「日常不可欠の食料として、敬意をもって味噌をいう語。」の意らしい。
これは「塩噌」の③限定の意味らしいですね。味噌。
ほんとに何者なんだこいつ。
【熒光】ケイコウ
かすかな光。
―新漢語林より
劄記以来最も短い説明だと思います。
なんかめっちゃ火が多いですねこれ。
光の本字(灮)を使うと「熒灮」になってもっと増えます。
まぁ確か「燚燚」という熟語があった気がしますが……
読みと意味は忘れました。今日は風邪気味なので調べません。
かすかな光、かすかな希望みたいな感じに聞こえます。
こんな私にもいつか熒光が差し込むのでしょうか。私次第ですね。
今日は少なめですがこれにて終了です。
微恙ですので。「微恙」は劄記7にて紹介しました。
お風呂も入ったので温かくしてさっさと寝ます。また次回!