十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記8

 どうも。十九です。
ブログ毎日更新を目標にしてますが、無事1週間継続しました。
やったぜ。三日坊主のプロたる私がこうも長続きするとは。
めでたいぜ。わーいわーい。
実際こうして続いているのは暇だからです。
桜が咲く頃には暇も薄れてくると思うので、
そしたらどうなるか分かりません。それまで続くか?
まあいいや。やりまーす。



  【芋魁】ウカイ
   いものおや。おやいも。いもがしら。芋頭。
     ―新漢語林より

 
字面がすごい。芋の魁って。いものおやってなんだよ。
と思って調べたところ、里芋の塊茎という部位を指すとか。
地下茎が肥大化して、そこにポコポコ子供みたいに芋が生えるやつ。
その肥大化した根っこの親玉を一般に親芋と言うらしいです。
芋魁という字面にかなりじわじわきている。すき。くき。



  【小躍り・雀躍】こおどり
   喜んでおどり上がること。
     ―広辞苑第六版より

 
雀躍なんて当て字があるんですね。素敵。
なんなら欣喜雀躍こおどりとかルビを振りたい。
「合格の報せを受けて欣喜雀躍こおどりした。」
うん、なんだかそれっぽい。いいぞ。



  【枷】かし
   ⇒「かせ」①に同じ。
   継体紀「杻(あしかし)械(てかし)枷(くびかし)鏁(かなつがり)して」
     ―広辞苑第六版より


例文がすごいことになってる。かせってそんな種類あったの。
「かなつがり」は鉄のくさりのことだそうです。
でもなんか新漢語林によると杻はてかせらしい????
新漢語林で見つかる限り抜粋しておこう。
てかせ :械、杻、梏
あしかせ:械、桎、桁、釱
くびかせ:枷、箝、鉗



  【葵霍】キカク
   アオイの花や豆の若葉が日光の方に向くように、人を敬い慕うこと。
     ―広辞苑第六版より


喩えがすてき。植物に喩えるとだいたい素敵になる説。
葵って太陽に向く性質があるのか~ほぇ~と思ったが、
そういえばヒマワリって向日葵と書くよな。納得。
太陽みたいに仰ぎたくなる人とぜひ付き合いたいですね。



  【繾綣】ケンケン
   ①まといつく。からみつく。
   ②情の厚いさま。心に忘れず思い続けるさま。
   ③何回も繰り返すさま。物事を丁寧にするさま。
     ―新漢語林より


②がいい。親や恋人を繾綣と思いたい。
繾綣ってどうやって使うんだ。
「繾綣と思う」なのか、「繾綣たる」なのか。
使いたいけど使うのに迷うなあ。困った。
とりあえずコトバンクに用例を見つけたが、やっぱり微妙。
うーん、「繾綣の情」なら使えそう!それ使おう!!



  【隕穫】インカク
  意のままにならないで苦しむさま。
     ―新漢語林より


それはそれはもう年が年百いつも隕穫としている。
「苦しむさま」なので「隕穫する」より「隕穫とする」の方が適切か。
何もかも思い通りにならない。いや、多少なってはいるのだろう。
しかし、満足がいかない。何事にも。
9割ほどうまくいった物事に、あれは9割5分はいけたとか思っているのか。
満足の閾値(?)を下げればよいのだろうが、それはできたらしている。
もっと楽に生きたいところだが、この苦しみさえ甘受している節がある。
あと若干下ネタに聞こえうるのが不服。




ふう。やっぱり楽しい。
でも劄記1に何書いたかもう忘れた。
備忘録として設立したのに。でもそんなもんか。
たまに自分でも読み返して言葉をまた知るのです。
それが楽しいのですよ。わかります?わかれ。