十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記96

どうも、十九です。
劄記95回です。もう100も目前です。いえい。
 ※追記:ナンバリングがずれていました、今回は96回ですごめんなさい
もうブログはどのくらい続いてるんでしょうか。
2月に開設したのは覚えてます。データ見ればもっと正確に出ますが。
その辺は折角なので100回の時にでも公開してみましょうか。
この先たったの5回、されど5回。意外に遠い道のりです。
劄記できない、したくない日とかも出てくるでしょうしね。
それはそうと今日も劄記しますよ。



  【嘖らる】こ-らる
  《自下二》
  しかられる。おこられる。
     ―広辞苑第六版より


チコちゃんに嘖らる。ボーッと生きてんじゃねーよ。
怒るときに「こら」と言いますので、それの受動態です。
嘘です。「ころう」という動詞があって、それの受動態です。
ちなみに 嘖 は「さいなむ」とも読ませられるようで。へー。



  【褊す】さみ-す
  《他サ変》
   (「狭(さ)みす」の意)
  ①狭いとする。狭いと思う。
  ②みさげる。卑しめる。軽んじる。
     ―広辞苑第六版より


狭いと思う。そんな他動詞があるなんて。
例文には「三王の陒薜(アイヘキ)を陿(サミス)」とあります。
意味は分からないけど、「~を褊す」の形で使うのは確かですね。
狭みす というのは、狭いとするという意味ですかね。
狭いとする、度量が小さいとする、みさげる……の意かな?
いずれにせよなんか面白い言葉です。



  【鼯鼠之技】ゴソのギ
  むささびのわざの意。わざは多いが一つも焼くに立つもののないたとえ。
  鼯鼠五技。〔荀子、勧学〕
     ―新漢語林より


ひどい言われようだな。ムササビもがんばって生きています。
器用貧乏ってやつのことでしょうかね。たぶんそう。
ちなみに五技というのは、飛べるが屋根までは上れない、
木に登るが先端までは登れない、泳ぐが谷を渡りきることはできない、
穴を掘るが身を隠すほど掘ることはできない、
走るが人より早くはないとされることらしい。螻蛄けらの五能とも言うそうな。
…………割とこれ言いがかりじゃないか?ムササビにとっちゃ十分なんだろ。
まぁどういった基準を設けるかってのも人とか場合によって考えた方がいいね。



  【荑指】テイシ
  ①やさしい指。なよやかな指。
  ②転じて、女性。
     ―新漢語林より


なんだかとても情緒に溢れる言葉な気がする。
なよやかな指を表し、転じて女性も表すと……
エロティックな感じとか、そうでなくても体格的な女性らしさとか、
あるいはなんか人間的なやさしさやあたたかみを感じるような。
荑はなんか色んな意味があるようですが、
「つばな(チガヤの花穂)」「いぬびえ」「やなぎの穂」といった意味がこれに当たりそう?
いずれにせよなよやかな植物ですね。そんなにほっそりした指だと心配だけど。
蒲柳の質ってやつでしょうか。ちがうか。




今回はこんなもんですね。
このごろ筋トレとプロテインの摂取を始めました。
ガリガリを卒業してやるぞ。おう。
風呂上がりに肋骨の浮き出た姿を見るのが嫌になってきたので。
それ以外はそんなに細い訳でもないんですがね。ふしぎ。
なんか今回は妙に疲れたのでこの辺で。また次回。