十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記10

こんちは。十九です。
遂に劄記も十を数えるに至りました。
しかも間を空けたことはございません。すごい。えらい。
この調子でグイグイ続けていきたいですね。
そんな感じで始めます。



  【莠】漢音:ユウ
   ❶はぐさ。稲に似た雑草。
   ❷転じて、善に似て、実は悪いもののたとえ。
     ―新漢語林より


  【莠】はぐさ
  水田に生えて稲を害する雑草。エノコログサの類。たのひえ。
     ―広辞苑第六版より



面白い喩えですね。これは需要がありそう。
はぐさって具体的に何かと思ったらねこじゃらしとかなんですね。
確かにあれは稲っぽいけど食用じゃない。
……と思って念のため調べてみたが、食べられるらしい。マジかよ。
脱穀して水に浮かべて選別して、粉にするなりなんなりするとイケるらしい。
今度試してみよう(試さない)。



  afflatus /əfléɪtəs, æf-/
  名 不可算 《正式》(芸術家などの)霊感; 神の啓示
  ¶divine afflatus 天啓《◆この句以外はまれ》
     ―ジーニアス英和辞典より


いわゆる「降ってきた」やつのことでしょうか。
ディヴァイン・アフレイタス。超かっこいい。
なんかラノベに出てくる必殺技か?『神の啓示ディヴァイン・アフレイタス』。
案外それらしい。今度どこかで使おう。
ちなみに "ffl" を一文字にまとめたものがある。(コレ→ffl)
それを使うと afflatus になる。それもなんかかっこいい。



  【狂草】キョウソウ
  ほしいままにくずして書いた書。草書をもっとくずした書体。
     ―広辞苑第六版より


これ、普段私が使っている書体だ。そんな名前あったんだ。
自分用のメモ書きだと簡体字や行書、そして狂草を使います。
ちゃんとした草書は難しいんだもん………
もっと丁寧に字を書け。



  【純嘏】ジュンカ
  大きな幸福。
     ―新漢語林より


シンプル。だがいい。これがいい。
満足のいく純嘏を得たい。いや、お前は河の水で我慢しろ。



  【腹笥】フクシ
  学問の素養。蘊蓄。腹の中の本箱の意。
     ―新漢語林より


とても好きな喩えだ。腹の中の本箱。まさに素養って感じ。
私の腹笥にはどんな本が詰まっているだろう。
だいたい辞書と楽譜しかないかも。他に何がある?
処世術とか、知っている人の情報とか、そういうものもあるか。
自分に関する本ばかりでなく人の本も増やしたいな。




今日はややさっぱりしてる気がするが、これくらいにしておく。
なんか今日は何もしていないのに妙に疲れた。
休みが長いというのも考え物だ。それでは。