十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記222

どうも!!!十九です!!!!
┣゙久しぶりです。実に75日ぶりの更新となるようです。
ブログ設立してから1年間で二十数日くらいしか更新しなかった人とは思えない。
4月あたりの記事の雑さからいろいろ察すると思いますが、
新型コロナウイルスの色々で更新がしにくい環境でした。
緊急事態宣言が解除されてからも色々あって、
なかなか生活が安定しないところでありました。
今も低気圧にちょくちょくやられたりしていますが、
また色々とやりたくなってきたのでぼちぼち再開しようと思います。
以前ほど連続更新にストイックにならないとは思います。
実はネタ(のもとになるもの)はちまちま収集していたので、
ものすごくネタに困っているとかではないです。


なんとなく雑記要素を雑に加えてみるのですが、
最近なんだか妙にナユタン星人にハマっています。
その昔狂ったようにボカロばっか聴いてましたが、
確か2014年あたりからぱったり聴かなくなりました。
せいぜいカラオケに行ったときに歌うくらい。
なんでかは忘れましたがふとナユタン星人を聴いたらハマってました。
イチオシは『明星ギャラクティカ』です。だいすき。
youtu.be
ハ短調(C minor key)の曲はほんとに大好きです。
そういえばYouTubeには長らくナユタン星人公式のチャンネルがなかったのですが、
しばらく前に公式で立ち上がって久しぶりにアルバムも出たんですよね。
それもきっかけの一つだったと思います。ボカロもいいよね。


そんな感じで久しぶりにやっていきましょう!





「ネタ(のもとになるもの)」と言いましたがこれがどういうことかというと、
「この熟語くらいでしか使わない字」を収集していたのです。
たとえば陛下の「陛」、福祉の「祉」などです。
探せばそれ以外の熟語が普通にあるんですが、いかんせん馴染みがありません。
そういった絶妙に知ってるけどしらない字からいろいろ厳選して紹介していきます。




  【姫姜】キキョウ
  ①大国の姫君。また、宮中の女性。
   姫は周の姓、姜は斉の姓、共に大国であるからいう。
  ②美女。姫は黄皇の姓、姜は炎帝の姓で、
   この二つの姓の人に美女が多かったからいう。
     ―新漢語林より


一発目は「姜」です。ほぼほぼ生姜でしか使うことないです。
辛うじて動物のキョンにこの字を当てる程度でしょうか。
でも手元の新漢語林にはこの意味しか載ってませんし、
字としての意味も川の名前と姓の一種くらいしか載ってません。
生姜についても、もともと「生薑」と書くところを姜で書き換えたものらしいです。
けっこう扱いが微妙な字なんですね、コイツ。それにしては馴染みがあって感慨深い。




  【践言】センゲン・ゲンをふむ
  言ったことを実行すること。〔礼記、曲礼上〕
     ―新漢語林より


お次は「践」です。実践くらいでしか見ないですよね。
強いて言うなら令和元年の時に「践祚センソ」というのを見たくらいでしょうか。
私は皇室とかその辺に詳しくないのでちゃんとしたことは言えないのですが、
天皇の位を引き継ぐことを践祚と言うっぽい?です。単純な即位ではなく後継にポイントがあるのかな。
そういった感じで実践も践言も践祚も「ふむ」という意味が含まれます。
本当に足で踏む意味もあるし、行うという意味もあるし、位につくという意味もあるそうな。
「践言」ってつまりこれ有言実行じゃないですか?ちょこっと違う気もするけど。
そうすると字数が半分に抑えられてしまいます!超すごい!!
践言、よさそうですね。使っていきたいです。伝わらないだろうし使わないだろうけど。




  【減竈】ゲンソウ
  かまどの数を減らして、敵に弱っていると見せかける戦略。
  戦国時代、斉の孫臏ソンピンが魏の将軍、龐涓ホウケンをあざむいた故事。〔史記孫武伝〕
     ―新漢語林より


なんか凄そうな字がありますね。です。「かまど」ですね。
複雑そうな形をしていますが 穴 + 土 + 黽 で実はそこまで複雑じゃないです。空じゃないよ。
しばらく前までは難読漢字とか読めるけど書けない漢字の筆頭ってイメージでしたが、
鬼滅の刃がヒットして以来、主人公の姓である「竈門かまど」で頻繁に見かけるようになりました。
所見の時は「かまどもん……?」となって困惑しました。門いらんやんけ。
気になったので今調べてみたら福岡県に竈門神社というところがあり、
それが鬼滅の刃の「竈門」姓の由来になってる……らしいです。らしい。
そういう感じで「かまど」の読みは有名になりましたが、
音読みまで分かる人はそうそういないんじゃないでしょうか。
ということでやっと「減竈」の話になります。前置きが本題。
わざと弱っているかのように見せる戦略。これって名前あったんですね。
故事としては食力不足なんでしょうけど、それに限らなくても使えそうですね。
これこそ使ってもマジでそうそう通じないでしょうね。創作ならあるいは……?




  【逗橈・逗撓】トウドウ
  敵を見ておそれしりごみする。逗は、とどまる、
  橈・撓は、かがまる意。
     ―新漢語林より


きました。コイツは強いですよ。
メインとしては「逗」の方です。まず思いつくのは逗子で、
逗留トウリュウという語もけっこうそれなりに見かける印象です。
私は初見でズリュウと読んでしまいました。てへぺろ
そしてそれ以外の字もまた全く見たことない訳でもない字だと思うんです。
橈は人によっては微妙ですが、「橈骨トウコツ」という骨があります。どこか知らんけど。
調べましたが、どこと言っても伝えづらいのでリンクを貼っておきます。→橈骨
そして撓の方は「不撓不屈フトウフクツ」という四字熟語がけっこう有名でしょう。
挫けなくてつよい、みたいな意味です。雑。
私は確かドラクエⅨを遊んでいて初めて「ふとうふくつ」という言葉に出会い、
どんな漢字を書くんやろなと思って調べたような記憶があります。懐かしい。
そういう感じで絶妙に全部見たことあるけどない字でまみれてる。強い。
意味もなんか意外にレアな感じがします。ビビるみたいな意味ですよね。
恐れをなす、くらいしかすぐ出てこないなぁ。和語でもそういう言葉あったっけ。
こういうものを知れるから辞書を開いてみるのが大好きなのです。





久しぶりの割にはそれなりのボリュームで書けたんじゃないでしょうか。
5熟語くらい紹介したかったのですが時間的にこのくらいになっちゃいます。
毎日とはいかなさそうですが今後も気が向いたときに更新していきます。
でもできるだけ積極的にやっていきたいな。またよろしくお願いします。
それではまた次回!