十九綴

tsudzu-tsudzuri

利地安

どうも、十九です。
今日は暇といえば暇だったのですが、
たぶん昨日の疲れとかを引っ張ってあまり調子が出ませんでした。
昼過ぎまで眠気がそれなりにあってやる気も出なかったのですが、
なんかよくわかんないけど16時くらいからそれなりに動けました。
今日中にやる地味に面倒な仕事も二つくらいやりましたよ。
それでもって明日と明後日も用事です。大詰めですね。
でも明後日のそれが終わればマジで一息つけます。
そうしたらもうほぼ用事がなくなるのです。やっと休める…
思ったより春休みは休んでいないです。
もっといろいろ休暇っぽいことしたりアウトプットしたりしたかったな。
いやまだひと月あるぞ。まだ諦める時間じゃない。
でもやはりちゃんと中身のある記事を長らく書けていないので悔しいです。
先月の今頃に劄記200回を迎えたわけですが、
それから一ヶ月も経ったのに劄記が10も更新されていません。
どういうことだよ。本当に急に失速しちゃったね。
まぁ不定期の用事があったりとかして仕方がなかったんだけど……
まぁぼちぼちやっていきます。


雑記で済ませるのがやはり嫌なので適当に曲でも置いておきます。

ガブリエル・フォーレ 作曲『リディア』です。
フォーレはフランス人の作曲家で、
いわゆる古典的、一般的なクラシックが晩期を迎える頃に生まれ、
従来の調性音楽とかの常識を覆すような試みがなされた時代に晩年を迎えました。
そういった時代の激流に流されたんだかなんだかはよく知りませんが、
フランス人らしいアンニュイな作風がいい感じです。
従来の調性感は守りつつも時折新しめの音を見せてるのがなんとも言えない。


時に、教会旋法というものをご存じでしょうか。
普通はドレミファソラシドとかラシドレミファソラを使うんですが、
ミファソラシドレミとかファソラシドレミファを使うようなやつです。
特にそのファソラシドレミファみたいな形のを「リディア旋法」と言います。
普通だったらファソラシ♭ドレミファという音になるんですが、
リディア旋法は4番目の音が半音上がっているのが特徴なんですよね。
この曲も普通だったらソラシドレミファ♯ソという音階を使うところを、
ソラシド♯レミファ♯ソにすることでなんか不思議な感じを出しています。


そして更にこの歌はルコント・ド・リールという詩人が書いた詩を歌にしたものですが、
ここでのリディアというのは少女の名前のようです。
先述のリディア旋法とは何ら関係ないです。
でも、フォーレはその「リディア」に因んでリディア旋法を使ったのは間違いないと思います。
なかなか曲の名前も音使いも洒落が利いててすきです。お楽しみください。