十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記143

どうも、十九です。
143って素数かなと思ったら11×13の半素数でした。
素数かどうか気になったときに限って合成数
そんなもんでしょう。人生そんなもん。
なんか卑屈な物言いになってしまいましたが、
今日は私は元気です。わっしょい。
台風が近づいたり天気とか気圧とかいろいろ不安定ですが、
なんか今日は動けてます。ややだるさはあるけど。
あと歯医者にも行けました。麻酔やだ。
いろいろ健康やらに気遣っていきたいですね。
QOLをモリモリ上げていきたいです。
先日の反省を活かして今日は早めに劄記していきます。




  【磊塊】ライカ
  ①積み重なった多くの石塊。
  ②平らでないさま。
  ③転じて、積み重なった不平。
     ―広辞苑第六版より


磊落の磊ですね。それ以外の使い方知らない。
文字通り石が積み重なる様を表します。
そんで塊をつけることでより重なり感出ますね。
③がもう使いどころありまくりじゃないでしょうか。
社会に憤りを溜めている方、多いでしょう。
なんか合計特殊出生率が予想より早く90万を切りそうだとか。
それに対して変な記事が立ってたり、
色んなツイートが飛び交ったり、大変です。
特に若い世代の磊塊はもうすごいですね。
私はまだ社会に出きっていない身なのでなんとも言いがたいですが、
住みやすいとはちょっと言いがたい感じではありますよね。
消費税も10%になっちゃったし。搾取される。
この話はもうやめよう。うん。



  【絡繹・駱駅】ラクエキ
  道路に人馬などの往来が絶えまなく続くこと。
     ―広辞苑第六版より


旁が同じで偏が違うの、なんかいいですね。
駅の旧字体は驛なので同じものです。
今はなかなか馬が往来することはないですが、
人や車の往来する様には十分使えそうですね。
馬じゃないのが停まる場所が「駅」って名前で使われ続けてますし、
車に対して使っても全く問題ないでしょう。
渋谷とかもうすごいですね。人人人。
それなりに無理な横断をする歩行者に対して、
パパパパパパーーーーーーと車がクラクションを鳴らすけれど、
知らん顔して歩行者は気にする様子もなく歩く。
地元は車優先社会なのでかなり驚きです。
これも面白い言葉ですね。いい加減使いたい。



  【臈次も無い】ラッシもない
  秩序がない。乱雑である。だらしがない。つまらない。らっちもない。
  らちもない。日葡辞書「ラッシモナイコト」
     ―広辞苑第六版より


臈。﨟だったりするやつ。古文でたまに見た覚え。
説明文がなんか辛辣なコメントに見える。
乱雑である。だらしがない。つまらない。ひえー。
埒が明かないのラチとは別なんでしょうかね。
ていうか臈次ってなんだよ。一つはなんか仏教のやつで、
ものごとの順序という意味があるそうな。
次第の次だから確かに順序って感じだな。納得。
なんか字面がかっこいいのでだらしがない人には、
臈次も無いとか言ってやりましょう。通じないので。



  【厲憐王】ライオウをあわれむ
  厲疾レイシツにかかった者が、王者をあわれむ。
  乱世には、王者はいつ臣下に殺されるか分からないので、
  人からあわれまれる境遇の人間が、
  人からうらやまれる境遇の人を逆にあわれむたとえ。〔韓非子、姦劫弑臣〕
     ―新漢語林より


厲疾というのはハンセン病のことだそうです。
今使ったら差別だとかなんだとか言われかねないかな。
でも面白い話ではあります。たまーにこういう状況ありますよね。
持つ者の苦しみみたいのってありますよね。
それを持たざる者も分かる時があって、憐れまれるみたいな。
いや、なんかちょっと違うな。でも面白い。
適切なコメントが思いつかない。いっか。



  【蘭交】ランコウ
  心を許しあった友人のまじわり。
  その美しさを蘭のかおりにたとえていう。蘭契。
  〔易経、繋辞上〕同心之言其臭如ドウシンのゲンはそのシュウランのごとし
  ➡心を同じくする二人の君主の語る誠実な言葉は、
   蘭の花のよき香りが(ほんのりと遠くまで)香るようですばらしい。
     ―新漢語林より


とてもいい言葉ですね。用例まで美しい。
ですが、ランコウですってよランコウ。
今だともっぱら乱交でしか使われませんね。
でも安心、蘭契という言い方もあるらしいです。
交わりより契りの方がより深そうな感じしていいね。
ニュアンスはちょっと変わってきそうだけどまあいいか。
蘭、こういうよいものの喩えに使われたり、
あとは人名に使われたりしますが実物をちゃんと知らない。
画像検索したら「あーーーこれか」ってなりました。
そういえば今日どうぶつの森コチョウラン買ってました。
連なった感じとか色合いとかが優美でいいですね。
「蘭〇」みたいな、「蘭のように美しい〇〇」とか、
蘭と別の美しい植物を並べて、「美しい人物の喩え」みたいな語が沢山ありました。
それも挙げてるとキリがないので代表でコイツ。





今日は早めに更新しときましたので、
それなりに余裕を持った感じの記事になりました。
でもなんか今日はちょっと筆の乗りが悪かったかな。
天気も天気だししょうがないね。ちゃんと休もう。
そういうことなので後書きは控えめに。
週末は台風らしいのでお気を付けください。また次回。