十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記77

どうも、十九です。
77回目です。ラッキーセブンですね。
ラッキーセブンって何がラッキーなんだ?
適当にググったところ、なんか野球の試合が由来って説が出てきますね。
7回で放ったホームランによって勝利が決まった?みたいなやつ。
でもなんか弱い気がします。更に調べるとそれっぽいのがまた出てくる。
もともと西洋というかキリスト文化圏で7が特別だったり重要な意味を持ってるとか。
ヨハネの黙示録はなんか7つの主要な教会にあてたメッセージらしいし、
七つの大罪とかあるし、天地創造の7日目は安息日だし。
あと素数がやっぱりなんかいいんでしょうかね。きっとそう。
そんな訳でラッキーな気分でいきましょう。



  【七十而従心所㆒㆑欲、不矩】
   七十にして心の欲する所に従いて、矩を踰えず
  七十歳になると自分の望むままに行動しても、
  道徳から外れることがなくなる。孔子の言葉。
  このことから七十歳を「従心」という。
     ―新漢語林より


シチジュウにしてこころのほっするところにしたがいて、のりをこえず。
長いのでこっちに書きました。しょうがないね。
7つながりで選んでみました。意外と七なんとかっていっぱいあるんですね。
自分の望むままに行動しても道徳から外れることがなくなる。
そうなってみたいものですね。完全にそうなりたいとは言わないけど。
ある程度の規範を守った行動を自然と行えるような徳を積みたい。



  【霊祚】レイソ
  すばらしい幸い。
     ―新漢語林より


幸運つながりで見つけてきました。そんな言葉あるんだ。
祚、さいわいの意味もあるんですが、位の意味も強いっぽいです。
とりわけ天子の位がなんたらみたいな熟語が多かったです。
でもちゃんとさいわいの意味の熟語もあるから安心して使えますね。



  【獲麟】カクリン
  ①麒麟(キリン)を得る。孔子の著した『春秋』に、
   魯(ロン)の哀公十四年(前四八一)に西方に借りして麟を得た、という記事がある。
  ②孔子の春秋は獲麟の記事で終わっていることから、
   絶筆・擱筆(カクヒツ)・臨終などの意に用いられる。
     ―新漢語林より


こういう意味の転じ方とってもすき。なんて言ったらいいの。
憂鬱くんとサキュバスさん』というとっても好きなWeb漫画があるのですが、
あれが2018年1月19日の更新以来、ずっと更新が止まってるんですよね。
作者のさかめがねさんのTwitterにも何の動きもないし。
これが獲麟なんでしょうか。麟をる…とも言えるのかな。
支援したいし単純に買いたいから単行本も買ったんですがね。なんか動きないかな。



  【噞喁】ゲンギョウ
  (ゲングウとも)魚が口を水面にあらわしてぱくぱくすること。
  転じて、はげしく口論・抗議すること。
     ―広辞苑第六版より


「あぎとう」という動詞があります。
幼児が片言を言う、魚が水面で口を開閉するの意味だそうで。
噞も喁も「あぎとう」の意味のようです。特に後者の「あぎとう」。
新漢語林には「喁」の方に「あぎとう」という訓を与えている様子でした。
ぶっちゃけ「あぎとう」と書いても「あぎとう」と書いても何の問題もないでしょう。



  【喁喁】ギョウギョウ・ググ
  ①魚が口を水面に出してぱくぱくするさま。
  ②あおぎしたうさま。
  ③待ちこがれるさま。
  ④何か求めていながら何もしないさま。
     ―新漢語林より


喁のついでに紹介します。形容詞になっただけですね。
でも④の意味が強烈すぎる。とっても図星だ。
何か欲しいものがあればそれに手を届かせるような努力をしよう……。
まぁ魚がみんな口をぱくぱくさせて餌を乞うているとも限らないけど!喩えだけど!
なにか求めたいものを得る努力、しようと思ってもなかなか難しかったりしますよね。
私は少しずつそれに近づくように歩むことにしました。少しずつ。急ぐなかれ。




5熟語ですね。いっぱい書いたぞ。
いっぱい書いたけどやることもある、しかもこんな時間だ。やべ。
なんやかんやこれ書くのにけっこう時間かかるんです。
今回は40分くらいだっけ……?50分くらいかも。でもそんくらいかかる。
でもまぁ書き休らっているので全部が全部書く時間ということもないですが。
新しい言葉に出会うのは楽しいからついやっちゃいますね。
そんな感じでまた次回。