十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記39

どうも、十九です。
昨日はマイクラでマルチをしていたのですが、
あまりにも楽しすぎて気づいたら徹夜してしまってました。
こわいこわい。何だよこのゲーム。楽しすぎか。
それで徹夜したと思ったら別の友人とぶっ続けでまたマルチするっていう。
MODサーバーの立て方がよく分からず悪戦苦闘しましたが、
結果なんとか成功しました。クッソ楽しい。
こんなにゲームばっかしてると他の全てが疎かになってしまって怖い。
ゲームがやめられなくなるのはスプラトゥーン1以来ですね。
あれもメチャクチャ楽しかった。ゲームっていいね。
そんな感じで劄記します。



  【清爽】かわらか
   (一説に、歴史的仮名遣カハラカ)
  こざっぱり。さわやか。
     ―広辞苑第六版より


きました。漢語に和語の読みを当てるシリーズ。
清爽セイソウ」という熟語もあるようです。いいですね、こういうの。
なんでこんなに素敵なんでしょう。当て字っていう文化の齎した賜物です。



  【紅葉づ・黄葉づ】もみ-ず
  《自上二》(奈良時代には清音で四段活用。平安時代以降、濁音化し、上二段活用に転じた)
  草木の葉が秋の末に、紅または黄に変わる。
     ―広辞苑第六版より


そんな動詞があったんですね。「もみじ」とどちらが先なのでしょう。
「もみづ」が先なら「もみぢ」は転成名詞ですね。
ちなみに「紅葉たふ/黄葉たふ(もみ-たう)」という動詞もあるようで、
こちらは「紅葉している」「草木の葉が色づいている」という意の動詞のようです。
「もみづ」に反復・継続の接尾語「ふ」が付いたものらしいです。
「紅葉たう木々の中を散歩する」みたいな使い方をしてみたいですね。



  【齝む】にれか-む
  《他四》反芻類の獣が、噛んで飲み込んだものを口中に戻して再び食う。
  反芻する。にげかむ。ねりがむ。
     ―広辞苑第六版より


こういう、見たことない字に聞いたことない訓読みが与えられてるのも大好きです。
分かりますかね、このステキな感じ。例示してみましょうか。


  【齭る】い-る
  《自四》酸いものを食べて歯がうく。


  【彎ふ】ひきまかな-う
  《他四》弓をひいて射放そうと待ち構える。


  【睇つ】めかりう-つ
  《自四》ながし目に見る。秋波を送る。
     ―広辞苑第六版より


こんな感じです。漢字は難しそうでもそうでなくても好きです。
「そんな漢字にそんな和語が当てられるの!!!」っていう意外性が好きなんです。
っていうのが好きなだけで、言葉の意味はちょこっとどうでもよかったりします。
でもだいたいニッチで面白い意であることが多い(気がする)ので好きです。



  【饞涎】サンゼン
  よだれ。食べたいと思って流すよだれ。
     ―新漢語林より


「垂涎」とか「垂涎の的」はもはや一般化した言葉ですが、
饞涎の方がなんか威圧感とか重厚感があります。
「垂涎の的」より「饞涎の的」の方がなんか強そうでしょう。
なんか強そうというのも、実際は見た目や言葉の響き、
何よりも知名度の違いでしかありませんが、そういう上辺の印象もけっこう大事です。
あ、でも割と違いがありました。
垂涎は動詞で饞涎は名詞のような感じです。使い分けましょう。




とても久々に劄記をしたような気分です。
この間までは音読みシリーズ、そして2回連続で劄記をお休みしたので、
実際けっこう久々な劄記なんですね。記憶違いじゃなかった。
これからもぼちぼち休みながら続けていきますので、
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そんな訳でまた次回!