劄記24
どうも、十九です。
昨日の悶々とした感じはどっかに吹っ飛んでました。
なんなんでしょうね、急にやってきて急に去る悩み…
元気なのはいいことですが、それを安定させたいですね。
できるだけおくすりには頼らずに。
現実逃避するにも逃避する先が少なく、
結局どうすることもできないことが多いので趣味を増やしたい。
とか言う割には興味があることを実行せずにいる。
なんだこれ。まったくもう。とりあえず劄記しよ。
追伸:今日でブログ設立から4週間だったようです。めでたい!
いつも広辞苑と漢語林ばっかなので、今日は違うのにします。
漢辞海第三版です。しかも大きくて読みやすいやつ。
今回は漢辞海オンリーなので出典は省きます。
そしてなんとなく鳥特集でいってみます。理由はない。
【鳳字】ホウジ
①平凡な人をあざける隠語。〈世説・簡傲〉
注:「鳳」字は、凡と鳥にわけられる。
②皇后や皇太子をいう。
注:「字」は「
鳳凰の鳳だからいい意味だろうと思うが、そうでないらしいのがいい。
そういう部分も含めるとまさに私は鳳字だろうか…
もちろん①の方。実は②でしたとかではない。
自称として鳳字や燕石を多用していくことにしよう。
【鷽鳩笑鵬】カクキュウホウをわらう
鷽鳩鵬を笑う
小さいハトが、おおとりの九万里も高く上がって遠く飛ぶのを笑う。
小人物は、大人物の志を理解せず、かえってそれを笑うということ。
〈荘・逍遥遊〉
燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや、のちょっと意味を足した版ですね。
燕雀以下略は小人物は大人物の志を理解できない、までの意味なのに対し、
鷽鳩鵬を笑うは小人物は大人物の志を理解できずに笑う、という意味ですね。
割とTwitterとかで見かける光景のような気がします。
器や志が大きすぎるとかえって理解を得づらいものなんですね。
私もそれくらいになってみたいな。いや、なろう。
【鷙鳥累百不如一鶚】シチョウヒャクをかさぬるもイチガクにしかず
鷙鳥百を累ぬるも一鶚に如かず
無能な者が百人集まっても、有能な一人には及ばない。〈漢・鄒陽伝〉
鷙はタカ科の猛禽類の総称、鶚はミサゴのことらしいです。
前述の燕雀と鴻鵠(白鳥)とか、鷽鳩(ハト)と鵬(おおとり)みたいな対比は分かりやすい。
でも鷙と鶚ってそんなに違うのか?そもそもミサゴってどんなんだ。
ミサゴ、タカ目タカ科の鳥でトビと同じくらいのやつらしい。
お前も猛禽類かよ!余計に比べづらいわ!
でもまぁなんかすごい差があるんでしょうね。そういうことにしておこう。
【鵲起】ジャッキ
①〔物の気配に敏感なカササギのように〕素早く行動する。〈晋・孫恵伝〉
②勢いに乗じて奮起する。
新漢語林だと「機会をとらえて行動すること」になっていました。
結局漢語林も使ってんじゃねーか!
何か機会や気配に気づいて素早く行動するって感じですね。
意外とこれは使えそうだぞ。流行に敏感なこの世の中だし。
素早く時流に気づき、それに乗じる。とても大事。
でもあまり流行には乗りたくないなぁ。
それは娯楽文化的な流行というかムーブメントの話か。
とにかく機会は逃さないようにしましょう。
【鳶飛魚躍】エンピギョヤク | とびはとびうおはおどる
①生きとし生けるものが、満足して楽しんでいること。
徳化が行き渡っていることのたとえ。
②徳義の広大なはたらきが上にも下にも、あらゆる事物に及ぶことのたとえ。
「生きとし生けるものが、満足して楽しんでいる」ってなんかすごい響きだ。
日本はそういった治世になっているでしょうか。否でしょうね。
そういった世になってほしいものですね。いったい何千年かかるんでしょう。
徳がなかなか作用しづらい世というか風潮なんでしょうかね。
道徳の授業に成績がつくようになったようですが、どうなることやら。
【鶯谷】オウコク
①ウグイスのいる深い谷間。
②人がまだ世間に認められないたとえ。〈駱賓王・上兗州崔長史啓〉
うぐいすだにではない。音読みしてください。
②がいいですね。私も実はそういう人だったらいいな。
美しい声で鳴く鶯が谷深くにいてまだ見つかっていない、って感じですかね。
でもどうやって使うんだろうこれ。谷の方が主語だなこれ。
ということは「彼は未だ鶯谷にいる」みたいな感じかな。
なんか彼がまだラブホ街にいるみたいになってしまう。
折角いい感じの言葉を見つけたのにうぐいすだにのせいで台無しだ。
うぐいすだに許さん(許す)。
思ったより書くのに時間がかかってしまった。
でも縛りがあっても楽しいですね。またやろう。
鳥とか虫とか魚とか、画数多めの動物が部首の漢字が入る熟語、好きです。
ということで次回は虫か魚になる予感がします。
疲れたので後書きが思いつかない。
熟語を多めに紹介したので許して!また次回!