十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記23

どうも、十九です。
今日はコミティア127に行って参りました。
「行って」「参る」って重言じゃね?いいのか。
ツイッターで見たことあるあの人の本とかを買いました。
もちろんそうじゃない人のも買いました。
「目当ての本とか少ないしそう散財しないだろ~」
みたいに甘く見てましたが、1万円弱ほど散財しました。
ア゙ァ゙ァ゙ァ゙今月の出費がかなりヤバいことになってしまった…
まぁ買わないで後悔するより買って後悔するのが同人誌即売会です。
そういえばビッグサイトに行くのは4年ぶりくらいでしょうか。
むかし例大祭に2度行ったことがあり、それ以来ですね。
人混みと行列が苦手なので、イベントに行く気力がなかなか湧きません。
コミケとかもう地獄絵図じゃないですか、行ったことないけど…
それに比べれば行列もなく、ほどよい人混みで楽しかったです。
というわけでルンルン気分で劄記をします。



  【一擲千金】イッテキセンキン
  莫大な金銭を惜しげもなく使うこと。
     ―広辞苑第六版より


一擲千金してきました。すごい勢いで野口さんが飛んでいく。
先程も言いましたが、買わない後悔より買う後悔です。
そういえば「一○千金」って言葉、意外とあるんですよね。
ちょっと列挙してみましょう。


  【一字千金】イチジセンキン
   (秦の呂不韋が、呂氏春秋を著作した時に、
   1字でも添削し得た者に千金を与えようといった故事から)
  ①きわめて価値ある立派な文字や文章。
  ②厚い恩恵のたとえ。


  【一諾千金】イチダクセンキン
   [史記(季布伝)「黄金百斤を得るは、季布の一諾を得るに如かず」]
   (漢代の季布は信義に篤いことで知られ、
   その承諾を得ることは黄金百斤よりまさるとされた故事から)
  信頼できる承諾。転じて、一たび与えられた承諾は千金の重みがあるから、
  必ずこれを実行しなければならない、の意。季布の一諾。金諾。


  【一攫千金】イッカクセンキン
   (大金を一つかみでとる意)
  ちょっとした仕事で労せずに一時に巨大な利を得ること。


  【一刻千金】イッコクセンキン
   [蘇軾、春夜詩「春宵一刻直千金」]
  春の宵の一ときは千金にも価することから、
  大切な時や楽しい時の過ぎやすいのを惜しんでいう。
     ―広辞苑第六版より


ア゙ー写すの疲れた!一○千金、広辞苑に5個もあるんですね。
1劄記につき5熟語を目安としているので、これもうノルマ達成しちゃいましたよ。
軽い気持ちでやった結果自分の判断を迷わせることになりました。大変。
あ、ちなみにこんなのもありました。


  【中流に舟を失えば一壺も千金】チュウリュウにふねをうしなえばイッコもセンキン
   [鶡冠子(学問)] 壺は安価なものだが、遭難した場合には、
  浮袋に代用されて人命を救うことができる。
  時と場合によっては、つまらないものも大きな価値を生ずる。
  「一壺」は「一瓢」(「瓢」は、ひょうたん)とも。
     ―広辞苑第六版より


広辞苑に「一壺千金」の記載はありませんが、
ググったら案の定ヒットしました。やっぱりあるんだ。
そういうのって何を典拠にすればいいのかよくわからなくなりますね。
もう6熟語も紹介しちゃったぞ!でもコメントしてるのは実質3熟語だ。
もうちょっと続けよ!



  【窳・窪】いしま
  器物などに歪(ゆがみ)・疵(きず)のあること。また、そのもの。
     ―広辞苑第六版より


  【窳楛】ユコ
  器物がいびつでもろいこと。苦窳。
     ―新漢語林より


「窳」のなんだこの字感が好き。
あとなんか「いしま」の和語!って感じが好き。
それでいて且つ漢語もあって、読みが分かりづらいのもポイント高い。
器物がゆがんでいてもろいことってあるのかな。
人としての器量を器に喩えるから、その時にでも使えるかな。
「彼の器は窳楛である」。なんか微妙に格好がつかないな。
でもなんか好きなんです、こういう言葉。



  【恋ひ明かす】こ-い あ-かす
  《自四》恋しさのあまり寝られないで夜をあかす。


  【恋ひ余る】こ-い あま-る
  《自四》恋心が包みきれず外にあらわれる。


ア゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは超絶胸キュン青春ワードじゃないですか!!!!!
私が恋愛モノの作家だったら迅速に作品に取り入れて、
この素敵ワードが世に普及するよう活動します!!!
恋い明かすとまではいきませんでしたが、
私も好きな人を想って眠れず、夜の3時くらいに夜空を眺めてたことがあります。
またそれくらいの恋をしてみたいものですね。まったくまったく。


恋い余るの方はアレを思い出しますね。
『しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで』 ―平兼盛
恋心を隠してるつもりだったけども、
お前好きな人いんの?と人に聞かれるくらい顔に出てたって歌ですね。(超意訳)
そこまではいったことない……と思います。自覚ないので。




あーーーいっぱい書きましたね。
書きたいから書いた、というより一○千金のせいです。完全に。
軽い気持ちでやってみたら思ったより疲れました。
コミティアでいろいろ巡ったので足もめっちゃ痛いです。
さっさと寝よう!と思ったけどもう日付が変わる直前ですね。
更新も間に合わなくなるところでした、ヤバヤバ。
そんなわけで今日はこれまで、また次回!