十九綴

tsudzu-tsudzuri

劄記14

どうも、十九です。
このブログ劄記ばっかしてんな。
他のことも書きたいけどネタがあまりないのだ。
自分の曲のことなら多少は話せるけれど、
楽譜を用意したりする手間だとか、
「こんな感じ」みたいな曖昧な言葉を言い換えたり、
けっこうコスト高いのです。需要もあるか知らんけど。
でも楽曲解説した日のアクセス数は断トツでした。
需要あるのかな。今度またやろう。
そういえば設立から2週間です。しかも更新が途絶えた日はナシ。
おめでたい。この調子だぞ私。では劄記します。



  【圭角】ケイカ
  ①圭のかど。圭のとがった先。
  ②人の性格や言葉・動作などが、かどだって、他の人と融和しないさま。
     ―新漢語林より


私ではないか。昔から人の輪に馴染みがたい。
いや、自ら進んでそういう性格になった節もあるが。
周りより大人びた文化をちょっと多く吸収したため、
自分から寄っていくより自分に寄りついた人と付き合うようにしてました。
今はそうも言ってられないので自分からも寄ってく練習をしてます。
人並みには融和できる……と思う。そう思いたい。



  【如嚼蠟】ロウをかむがごとし
   蠟を嚼むが如し
  蠟をかんだ時の味や感じから、おもしろみのないこと、
  かすかな苦痛をともなうこと、はかない感じをともなうことなどをたとえていう。
     ―新漢語林より


なんか微妙な喩えだ。なんとも言いがたいときに使うのか。
そもそも蠟を噛んだことがない。どんな味なんだろうか。
そういや蠟の成分って何だ?
高級脂肪酸高級アルコールエステルらしい。なにそれ。
エステルは酸とアルコールから生じる化合物の総称らしい。へー。
とりあえず無害なのか?動物か植物性なら平気なんだな、きっと。
石油系のやつはきっと危ないのでやめておこう。



  【華葉】カヨウ
  ①美しい葉。
  ②表面は美しいが内容がないこと。「華葉の言」
     ―新漢語林より


劄記にしては珍しく簡単だし読める単語の登場だ。
②が割と使えそう。華葉の言、巷に溢れているのでは。
と思ったが、パッと思いつくものがない。なんだろう。
「感謝の心を忘れない」みたいなやつだろうか。
だめだな。個人差がありすぎる。良い例があれば教えてください。



  【簡髪而櫛】かみをえらびてくしけずる
   髪を簡びて櫛る
  髪の毛を一本ずつ選んでくしけずる。
  とるにたらないことにこだわるたとえ。〔荘子、庚桑楚〕
     ―新漢語林より


これもよくやってしまう。
些細な問題にばかり目を向けてしまい、肝腎の全体が疎かになる。
完璧を目指すよりまず終わらせろ、みたいな格言があった気がする。
事に当たるとそういうことも忘れがちなので、是非注意したい。



  【効顰】コウヒン
  昔、呉王夫差ふさの愛人西施せいしが胸を病んで、眉をひそめ、
  顔をしかめた姿が美しかったので、その里の醜婦がこれをまねた故事。
  善悪の区別なく他人のまねをすることのたとえ。
  また、私も致してみましょうという場合の謙遜のことば。効顰ひそみにならう
     ―新漢語林より


善悪の区別なく他人のまねをするというよりは、
身の程を超えてまねをする意味に感じる。
劄記13で紹介した「猿猴月を取る」みたいな感じ。
自分の目指す人とかを無闇に真似るのも危険ですね。



  【僭ふ】ひところ-う
  《他四》分限を超えて上の人のことをまねる。
  同じくらいのものを並べて比較する。
     ―広辞苑第六版より


効顰で思い出したのでこれも紹介。
漢語だと「僭擬」「僭儗」(おのおのセンギ)と言うようです。
たぶん「僭う」より「僭擬」の方が通じるだろう。使いたい。
でも僭擬はしたくないな。身の程を知ろう。




今日はここまで。
空白や改行も含めてだけど毎回1,500~1,700文字くらい書いているらしい。
単語の説明文とかも除くと実質1,000~1,200文字くらい書いているのか?
いい加減な計算ではあるが、毎日原稿用紙3枚くらい何かを書いているとなると、
なんかすごい!って感じがする。何がすごいか知らないけど。
ちなみにこの記事は空白・改行・はてな記法等を含めて字1,991文字です。
もうすぐで2,000文字じゃん。ながい。
いっぱい書いたのでこれまで。また明日。